3.9.4.3 ボリューム・クローンの変更
Exascaleボリューム・クローンは、ボリューム・スナップショットのシンプロビジョニングされた読取り/書込みポイントインタイム・コピーです。
既存のExascaleボリューム・クローンを変更するには、ESCLI chvolume
コマンドを使用して、次を指定します:
-
ボリューム・クローンのボリューム識別子。
lsvolume
コマンドを使用すると、各ボリューム・クローンのボリューム識別子を検出できます。 -
変更する属性。
ボリューム・クローンの場合、次の属性を変更できます:
-
name=clone_name
: ボリューム・クローンの名前を変更します。 -
iopsProvisioned=integer_value
: ボリューム・クローン用にプロビジョニングされるI/O帯域幅を変更します。I/O帯域幅は、1秒当たりのI/O数(IOPS)で表されます。 -
iopsInherited={true|false}
: ボリューム・クローンが、プロビジョニングされたI/O帯域幅(継承されていない)を保持するボリューム階層内の最も近い祖先からI/O帯域幅を継承するかどうかを指定します。iopsInherited
をtrue
からfalse
に変更すると、ボリューム・クローンはiopsProvisioned
設定によって制御されます。iopsProvisioned
が値に設定されていない場合、デフォルト値はunlimited
です。iopsInherited
をfalse
からtrue
に変更すると、ボリューム・クローンは最も近い祖先からI/O帯域幅を継承し、以前のiopsProvisioned
設定は無効になります。
たとえば、次のコマンドでは、指定されたボリューム・クローンの名前を変更します:
@> chvolume 2:50e52177583f4be4bad68ac20b65001e --attributes name=myNewName
親トピック: ボリューム・クローンの管理