7.2.11 scrub

論理的な一貫性を保つためのオンデマンド・ファイル・スクラブ。

構文

scrub [{ -w | --wallet } wallet-location ] [ -a ] 
   [ -i interval] [ -n requests]
   [ -r count] [ -H ] [ -v[v[v]] ] filename

コマンド・オプション

scrubコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • filename: スクラブするファイルを指定します。

    filenameでワイルドカード(%)を使用すると、複数のファイルを指定できます。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -a: ファイル・タイプやミラー・ステータスに関係なく、スクラブ操作によってすべてのリージョンに対してハード・チェックが実行されるように指定します。

  • -i: リージョンを再スクラブする前に待機する間隔(秒単位)を指定します。

  • -n: スクラブ操作のキューの深さを指定します。このオプションは、スクラブ操作によって実行される同時読取りリクエストの数を制御します。値を大きくするほど、スクラブを速くすることができますが、消費するリソースが多くなるため、他のワークロードに影響を与える可能性があります。

  • -r: リージョンでの同時書込みの待機中に許可される再スクラブの試行回数を指定します。指定された回数の再スクラブの試行が終了すると、対応するリージョンがコマンド出力にレポートされ、スクラブ操作は続行されます。

  • -H: ハード障害の詳細をデバッグ・トレース・ファイルに記録するように、スクラブ操作に指示します。

  • -v[v[v]: コマンド出力の冗長度を大きくします:

    • -v: 詳細な出力を生成します。
    • -vv: さらに詳細な出力を生成します。
    • -vvv: 最も詳細な出力を生成します。

例7-13 Exascaleファイルのスクラブ

次の例では、@MYDATA/myfileに対して論理スクラブを実行します。

$ xsh scrub @MYDATA/myfile