6.1.4 Exadataアラート
アラートは、潜在的な問題、実際の問題および管理者が関心を持つその他のイベントに対する注意を喚起します。
アラートには、情報アラート、警告アラート、クリティカル・アラートの3つのタイプがあります。
メトリックの観測データは、格納されているしきい値と自動的に比較されます。メトリックが指定したしきい値を超えると、アラートが自動的に生成されます。メトリックは、警告およびクリティカルのしきい値に関連付けることができます。メトリック値が警告のしきい値を超えると、警告アラートが生成されます。メトリックがクリティカルのしきい値を超えると、クリティカル・アラートが生成されます。
Exadata管理者は、ほとんどのメトリックに対して警告およびクリティカルのしきい値を指定できます。事前設定されたしきい値もいくつかあります。たとえば、環境温度の組込みのしきい値があります。温度が低すぎる場合や高すぎる場合は、アラートが自動的に生成されます。
一部のシステム条件および状態の変更により、情報アラートが生成されることがあります(サーバー・シャーシが開いているなど)。より深刻なシステム・エラーおよび状態の変更により、警告アラートまたはクリティカル・アラートが生成されることもあります(ハード・ディスク・デバイスのディスク・エラーが報告されているなど)。
このしきい値およびアラートのシステムを使用すると、管理者は、他の関心のあるイベントに対する認識を維持しながら、最も重要なイベントに集中できます。
CellCLIコマンドを使用して、Exadata Alertsおよびしきい値を管理および表示できます。また、電子メールおよびSNMPを使用してアラート通知を構成することもできます。アラート情報はAWRレポートにも含まれます。
Exadataメトリックと同様に、アラートは各サーバーで個別に管理されます。
関連トピック
親トピック: Exadataの監視ツールおよび情報ソースの概要