7.7.1.7.19 xrmemcachesize属性

用途

xrmemcachesize属性は、Exadata RDMAメモリー・キャッシュ(XRMEMキャッシュ)の領域使用量の強い制限を定義します。キャッシュがいっぱいでない場合でも、制限を超えることはできません。

構文

 ALTER IORMPLAN 
   dbplan=(( name=db_name, ... xrmemcachesize=number ... ) ... )

使用上のノート

  • xrmemcachesizeの値はバイト単位で指定します。接尾辞M (MB)、G (GB)またはT (GB)を使用してより大きい値を指定することもできます。たとえば、300M150Gまたは1Tです。

  • xrmemcachesizeの値は4 MB以上にする必要があります。

  • xrmemcachelimit属性とxrmemcachesize属性は同じディレクティブでは指定できません。

  • xrmemcachesizeの値は、xrmemcacheminが指定されている場合はこれより小さくすることはできません。

  • IORMプランでは、XRMEMキャッシュのサイズがすべてのxrmemcacheminおよびxrmemcachesize割当てに対応できる場合、各xrmemcachesize定義は保証された領域割当てを表します。

    ただし、xrmemcachesize属性を使用してXRMEMキャッシュ内の領域をオーバー・プロビジョニングできます。したがって、XRMEMキャッシュ・サイズがすべてのxrmemcacheminおよびxrmemcachesize割当てに対応できない場合は、xrmemcacheminのみが保証されます。

  • Oracle Exadata System Softwareリリースが23.1.0のExadata X8MおよびX9Mシステムでは、以前はPMEMキャッシュと呼ばれていた永続メモリー・データ・アクセラレータがXRMEMキャッシュと呼ばれるようになりました。

    下位互換性のために、Exadata X8MおよびX9Mシステムでは、ALTER IORMPLANコマンドでxrmemcachesizeのかわりにpmemcachesizeを使用できます。ただし、Oracle Exadata System Softwareリリース23.1.0以降では、LIST IORMPLANコマンドからの出力にはxrmemcachesizeのみが表示されます。