7.7.1.11 ALTER PHYSICALDISK
用途
ALTER PHYSICALDISKコマンドは、置換のためにディスクを準備します。
構文
ALTER PHYSICALDISK { ALL [ HARDDISK ] | disk_id1 [,disk_id2] ... }
{ DROP FOR REPLACEMENT [ MAINTAIN REDUNDANCY [ NOWAIT ] | FORCE ] | REENABLE }
使用上のノート
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DROP FOR REPLACEMENTオプション:-
ホットプラガブル・ディスクにのみサポートされています
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指定したディスクを事前に安全に交換できるかどうかを確認します。たとえば、最後の正しいシステム・ディスクを削除しようとする場合、これを交換すると、システムがクラッシュします。
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MAINTAIN REDUNDANCYオプションを指定せずに使用すると、DROP FOR REPLACEMENTオプションによって、物理ディスクに存在するデータ・グリッド・ディスクがオフラインになります。 -
ハード・ディスク・ドライブに基づいて物理ディスクのディスク・コントローラ・キャッシュをフラッシュします
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オンラインで削除できるように、デバイスを準備します。たとえば、フラッシュ・デバイスの場合、このオプションにより関連するPCIeスロットの電源がオフにされます。
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次のオプションは、
DROP FOR REPLACEMENTオプションと組み合せて使用できます。-
MAINTAIN REDUNDANCYは、対応するASMディスクを削除する前にデータをリバランスすることで、データの冗長性を維持します。このオプションを指定しない場合、指定したグリッド・ディスクはただちにオフラインになり、物理ディスクが再度有効になるまでデータの冗長性が影響を受けます。 -
MAINTAIN REDUNDANCYオプションに加えてNOWAITを使用すると、ALTER PHYSICALDISKコマンドをすぐに完了できますが、DROP FOR REPLACEMENT MAINTAIN REDUNDANCY操作はバックグラウンドで非同期に実行されます。 -
FORCEは、組込みの安全性チェックを無視し、安全でないとみなされる場合でもコマンドを実行します。このオプションは、MAINTAIN REDUNDANCYオプションと一緒に指定できません。
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交換のために削除された標準の物理ディスクを再有効化するには、
REENABLEを使用します。 -
SERVICELEDは非推奨になりました。このオプションを使用すると、CELL-04591のエラー・メッセージを受け取ります。
例
例7-63 正常に機能している物理ディスクの削除
この例は、物理ディスクを削除する方法を示しています。
CellCLI> ALTER PHYSICALDISK FLASH_5_1 DROP FOR REPLACEMENT例7-64 物理ディスクの再有効化
この例は、物理ディスクを再有効化する方法を示しています。
CellCLI> ALTER PHYSICALDISK 12:3 REENABLE関連トピック
親トピック: ALTER