7.4 CellCLIのオブジェクト・タイプについて
CellCLIオブジェクト・コマンドで使用できる複数のOracle Exadata System Softwareオブジェクト・タイプがあります。
-
ACTIVEREQUEST
— アクティブ・リクエストでは、セルで処理中のクライアントI/Oリクエストのクライアント集中型またはアプリケーション集中型のビューが提供されます。アクティブ・リクエストのオブジェクトは、LIST
コマンドでしか使用できません。 -
ALERTDEFINITION
— アラート定義では、セルで生成可能なすべてのアラートの定義が提供されます。アラートはメトリックおよびその他のアラートのソースで定義されます。 -
ALERTHISTORY
— アラート履歴では、セルで発生したアラートのリストが提供されます。 -
CELL
— セルは現在のセルまたはローカルのセルを示します。セルは、ディスクが接続され、CellCLIユーティリティが実行されるサーバーになります。 -
CELLDISK
— 各セル・ディスクは論理ユニット番号(LUN)に関連付けられます。各セル・ディスクには物理ディスクが1つずつ関連付けられます。 CLUSTER
— Oracle Grid Infrastructure (GI)クラスタ。様々なOracleデータベースが含まれている場合があります。-
DATABASE
— データベースはアクティブなデータベース・インスタンスを示します。 -
DIAGPACK
— diagpackは$LOG_HOME
の圧縮ファイルを表し、ログ・ファイルおよびトレース・ファイルを含みます。 -
FLASHCACHE
— Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュに割り当てられたフラッシュ・ストレージ。 -
FLASHCACHECONTENT
— Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュに現在キャッシュされているすべてのオブジェクトのリスト。 -
FLASHLOG
— ExadataスマートFlash Logを格納するために割り当てられたフラッシュ・ストレージの一部です。 -
GRIDDISK
— グリッド・ディスクは、セル・ディスクの論理パーティションです。これは、Oracle Exadata Storage Serverネットワークでデータベース・ホストに公開され、Oracle ASMでディスク・グループの一部として使用できます。 -
IBPORT
— Oracle Exadata Storage ServerのInfiniBandネットワーク・ファブリック・ポート。Oracle Exadata X8Mシステムには適用されません。 -
IORMPLAN
— I/Oリソース管理(IORM)のデータベース間のプランは、データベース・クライアントに対するI/Oリソースの割当てを決定するディレクティブのセットです。セルに用意されるプランは1つです。 -
IORMPROFILE
— IORMのデータベース間プランでは、数百ものデータベースのデータベース間プランの管理と構成を容易にするため、プロファイルがサポートされています。プロファイルにより、データベースに対してI/Oリソースを割り当てる方法が導入されます。 -
KEY
— キーは、セキュリティ用にクライアントを識別する一意の16進文字列です。 -
LUN
— 論理ユニット番号(LUN)は、各物理ディスク・デバイスのアドレス(単一ディスクLUN)です。LUNは、セルの起動時に自動的に検出されます。LUNは、セル・ディスクを最初に作成した際、またはシステムの再起動後にセル・ディスクが検出された際に、対応するセル・ディスクに割り当てられます。セル・ディスクにまだ割り当てられていないLUNは、cellDisk
属性の値がNULLになります。 -
METRICCURRENT
— 最近(最新)のメトリック観測データについて説明します。 -
METRICDEFINITION
— メトリックの構成について説明します。 -
METRICHISTORY
— 過去(履歴)のメトリック観測データの収集について説明します。 -
METRICSTREAM
— ファイングレイン収集およびリアルタイム・インサイト用に構成されたメトリックのセットについて説明します。 -
OFFLOADGROUP
— オフロード・グループの変更可能な属性を含むオブジェクトで、サービスの再起動、起動および停止に使用できます。 OFFLOADPACKAGE
— セルでのオフロード・サポートを示す属性(インストール時間など)を含むオブジェクト。-
PHYSICALDISK
— ディスクは、セル上の物理ディスクと呼ばれます。物理ディスクは表示できますが、CellCLIでは直接管理されません。物理ディスクは、セル・ディスクを最初に作成した際、またはシステムの再起動後にセル・ディスクが検出された際に自動的に検出され、対応するセル・ディスクに割り当てられます。 PLUGGABLEDATABASE
— このオブジェクトは、セルに認識されるテナント・データベースを示します。-
PMEMCACHE
— キャッシュとして使用するために割り当てられた永続メモリー(PMEM)ストレージの一部。ノート:
Oracle Exadata System Softwareリリース23.1.0では、Exadata RDMAメモリー(XRMEM)が導入されています。XRMEMは、リモート・ダイレクト・メモリー・アクセス(RDMA)を使用したストレージ・サーバー・メモリーへの直接アクセスを提供するExadataソフトウェア・テクノロジの集合を表し、レスポンス時間の短縮と読取りレイテンシの削減を実現します。このリリースでは、以前はPMEMキャッシュと呼ばれていた永続メモリー・データ・アクセラレータがXRMEMキャッシュと呼ばれるようになりました。
-
PMEMLOG
— REDOログ・データをキャッシュするために割り当てられた永続メモリー(PMEM)ストレージの一部。ノート:
Oracle Exadata System Softwareリリース23.1.0では、Exadata RDMAメモリー(XRMEM)が導入されています。XRMEMは、リモート・ダイレクト・メモリー・アクセス(RDMA)を使用したストレージ・サーバー・メモリーへの直接アクセスを提供するExadataソフトウェア・テクノロジの集合を表し、レスポンス時間の短縮と読取りレイテンシの削減を実現します。このリリースでは、以前はPMEMログと呼ばれていた永続メモリー・コミット・アクセラレータがXRMEMログと呼ばれるようになりました。
-
PRIVILEGE
— ロールに割り当てられた権利または権限。 -
QUARANTINE
— 隔離では、不完全なSQL文がスマート・スキャンを実行できないようにします。これにより、ソフトウェアのクラッシュが減り、ストレージの可用性が向上します。 -
ROLE
— 関連する権限の名前付きグループ。 -
SOFTWAREHISTORY
— 過去のソフトウェア更新の最終ステータスのリスト。 -
SOFTWAREUPDATE
— ソフトウェア更新をスケジュールするためのソフトウェアの場所と時間パラメータを含むオブジェクト -
THRESHOLD
— しきい値は、特定のメトリックに基づいてステートフル・アラートを生成するためのルールです。このルールでは、境界値(しきい値)が設定され、メトリック値がこれらの境界値を超えた場合にアラートが生成されるまでの時間が設定されます。 -
USER
— ストレージ・サーバーへのアクセスが許可された個人。 -
XRMEMCACHE
— Exadata RDMAメモリー・キャッシュ(XRMEMキャッシュ)として使用するために割り当てられたメモリー。ノート:
Oracle Exadata System Softwareリリース23.1.0では、Exadata RDMAメモリー(XRMEM)が導入されています。XRMEMは、リモート・ダイレクト・メモリー・アクセス(RDMA)を使用したストレージ・サーバー・メモリーへの直接アクセスを提供するExadataソフトウェア・テクノロジの集合を表し、レスポンス時間の短縮と読取りレイテンシの削減を実現します。
-
XRMEMLOG
— REDOログ・データをキャッシュするために割り当てられた永続メモリー(PMEM)ストレージの一部。ノート:
Oracle Exadata System Softwareリリース23.1.0では、Exadata RDMAメモリー(XRMEM)が導入されています。XRMEMは、リモート・ダイレクト・メモリー・アクセス(RDMA)を使用したストレージ・サーバー・メモリーへの直接アクセスを提供するExadataソフトウェア・テクノロジの集合を表し、レスポンス時間の短縮と読取りレイテンシの削減を実現します。このリリースでは、以前はPMEMログと呼ばれていた永続メモリー・コミット・アクセラレータがXRMEMログと呼ばれるようになりました。
コマンド・オブジェクトには、組み合せることができないものがあります。コマンド・オブジェクトの有効な組合せについては、それぞれのオブジェクト・コマンドの構文を確認してください。