7.7.4.9 CREATE PMEMLOG
用途
CREATE PMEMLOG
コマンドは、REDOログの書込みリクエストのためにセルに永続メモリー(PMEM)ログを作成します。
ノート:
CREATE PMEMLOG
コマンドは、Exadata X8MおよびX9Mストレージ・サーバー・モデルでのみ使用できます。
構文
CREATE PMEMLOG { ALL [ size=log_size ] |
CELLDISK='cdisk1[,cdisk2]...' [ , size=log_size ] }
使用上のノート
-
ALL
引数を指定すると、すべてのPMEMセル・ディスクにPMEMログが作成されます。ALL
引数を指定しない場合は、CELLDISK
引数を使用して特定のPMEMセル・ディスクを指定する必要があります。PMEMログは、PMEMセル・ディスク間で可能なかぎり均等に分散されます。 -
PMEMログ領域は、割当て単位と呼ばれる16MBのチャンクで、最小1つの割当て単位に割り当てられます。したがって、
size
引数が指定されている場合、PMEMログに割り当てられる実際の領域は、少なくとも16 MBか、指定されたサイズ以下で最大の16 MBの倍数になります。たとえば、size=300M
を指定すると、18個の割当て単位を使用して288MBが割り当てられます。 -
サイズが指定されていない場合は、デフォルトのサイズが使用されます。Oracle Exadata System Softwareバージョン20.1.0以降、デフォルト・サイズは10176MB (9.9375GB)です。以前は、デフォルト・サイズは960MBでした。
-
PMEMログのサイズを変更するには、
DROP PMEMLOG
コマンドを使用してPMEMログを削除してから、CREATE PMEMLOG
コマンドを使用して新しいサイズでPMEMログを作成します。 -
Oracle Exadata System Softwareリリースが23.1.0のExadata X8MおよびX9Mシステムでは、
CREATE PMEMLOG
のかわりにCREATE XRMEMLOG
を同じ意味で使用できます。
ノート:
デフォルトでは、CREATE PMEMCACHE
コマンドは、各PMEMセル・ディスク上の使用可能なすべての領域を使用します。そのため、PMEMキャッシュの前にPMEMログを作成して、両方のオブジェクトを確実に収容できるようにすることをお薦めします。
例
次の例は、セルにPMEMログを作成する方法を示しています。
例7-89 PMEMログの作成
使用可能なすべてのPMEMセル・ディスクにまたがるデフォルト・サイズの分散を使用してPMEMログを作成するには、次のコマンドを使用します。
CellCLI> CREATE PMEMLOG ALL
使用可能なすべてのPMEMセル・ディスクにまたがる1 GBサイズの分散でPMEMログを作成するには、次のコマンドを使用します。
CellCLI> CREATE PMEMLOG ALL SIZE=1g
特定のPMEMセル・ディスクにまたがるデフォルト・サイズの分散を使用してPMEMログを作成するには、次のコマンドを使用します。
CellCLI> CREATE PMEMLOG CELLDISK='PM_01_mycell,PM_02_mycell,PM_03_mycell,PM_04_mycell'
特定のPMEMセル・ディスクにまたがる1 GBサイズの分散でPMEMログを作成するには、次のコマンドを使用します。
CellCLI> CREATE PMEMLOG CELLDISK='PM_01_mycell,PM_02_mycell,PM_03_mycell,PM_04_mycell', size=1G
親トピック: CREATE