6.3.6.1 データベース統計および待機イベントを使用したPMEMログの監視

次の表では、PMEM Logのパフォーマンスの監視に役立つデータベース統計について説明します。これらの統計は、V$SYSSTATなどの様々な動的パフォーマンス・ビューで使用でき、AWRレポートのグローバル・アクティビティ統計セクションまたはインスタンス・アクティビティ統計セクションに表示されます。

統計 説明

cell xrmem log writes

cell pmem log writes

PMEMログを使用したREDOログ書込みリクエストの数

Oracle Exadata System Softwareリリース23.1.0以降をサポートするOracle Databaseバージョンでは、統計の名前はcell xrmem log writesです。以前のバージョンでは、cell pmem log writesという名前が付いています。

次の表では、PMEM Logのパフォーマンスの監視に役立つデータベース待機イベントについて説明します。待機イベントは、V$SESSIONV$SYSTEM_EVENTV$SESSION_EVENTなどの様々な動的パフォーマンス・ビューに表示され、AWRレポートの待機イベント・セクションに表示されることがあります。

待機イベント 説明
log file parallel write

Oracle Databaseログ・ライター(LGWR)プロセスは、REDOログ・ファイルへの書込みの完了を待機しているときに、このイベントを待機します。

PMEM Logが効率的に使用されていることは、このイベントの待機時間が比較的短いことで示されます。

特定の統計または待機イベントの可用性は、使用しているOracle Databaseのバージョンによって決まります。