9.9 データベース統計および待機イベントを使用したExadataスナップショットの監視

次の表では、Exadataスナップショットの監視に役立つデータベース固有の統計について説明します。これらの統計は、V$SYSSTATなどの様々な動的パフォーマンス・ビューで使用でき、AWRレポートのグローバル・アクティビティ統計セクションまたはインスタンス・アクティビティ統計セクションに表示されます。

統計 説明
physical read snap IO requests base 親ファイルまたはベース・ファイルでの物理I/Oの数。
physical read snap IO requests copy スナップショット・ファイルでの物理I/Oの数。
physical read snap bytes base 親ファイルまたはベース・ファイルから読み取られるバイト数
physical read snap bytes copy スナップショット・ファイルから読み取られるバイト数。
physical read snap IO requests new allocation スナップショット・ファイルでの新規割当ての数。
physical read snap IO requests no data 子ファイル・レベルで物理I/Oが行われない物理読取りI/Oリクエストの数。

次の表では、Exadataスナップショットの監視に役立つ特定のデータベース待機イベントについて説明します。待機イベントは、V$SESSIONV$SYSTEM_EVENTV$SESSION_EVENTなどの様々な動的パフォーマンス・ビューに表示され、AWRレポートの待機イベント・セクションに表示されることがあります。

待機イベント 説明
cell physical read no I/O

待機イベントは、スパース・ディスク・グループからの読取りが行われ、データが返されなかった場合に表示されます。

特定の統計または待機イベントの可用性は、使用しているOracle Databaseのバージョンによって決まります。