1.2.1 信頼性、モジュール方式、およびコスト効率
Oracle Exadata Storage Serverでは、コスト効率の高いモジュール方式のストレージ・ハードウェアがスケールアウト・アーキテクチャで採用され、高い可用性と信頼性が実現されます。
Oracle Exadata Storage Serverは、データのミラー化、障害分離テクノロジの使用、およびディスクや他のストレージ・ハードウェアの障害からの保護によって、単一障害点がなくなるように設計されています。障害発生時のブラウンアウトも制限または排除されます。
Oracle Exadata Storage Serverのアーキテクチャでは、複数のストレージ・サーバーで、1つ以上のデータベースをサポートする1つのストレージ・プールが提供されます。インテリジェントなソフトウェアでは、データは自動的かつ透過的に、複数のストレージ・サーバーに均等に配分されます。Oracle Exadata Storage Serverでは動的なディスク交換がサポートされており、Oracle Exadata System Softwareではオンラインでの動的なデータ再配分が提供されます。これにより、データベース処理が中断されることなく、ストレージ全体でデータがバランスよく配分されます。Oracle Exadata Storage Serverでは、ディスクおよびストレージ・サーバーの障害に対するデータ保護も提供されます。