9.2.1.2 スパース・ディスク・グループ
Exadataスナップショットでは、Oracle ASMスパース・ディスク・グループが使用されます。
スパース・データ・ファイルは、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)のスパース・ディスク・グループにのみ作成できます。次の図に、3つのExadataスナップショットを含むスパース・ディスク・グループを示します。
スパース・ディスク・グループには次の属性があります。
compatible.asm
は12.1.0.2
以上に設定する必要があります。compatible.rdbms
は12.1.0.2
以上に設定する必要があります。cell.smart_scan_capable
をtrue
に設定する必要があります。cell.sparse_dg
はallsparse
に設定する必要があります。これは、ディスク・グループがスパース・グリッド・ディスクで構成されていることをOracle ASMに示します。- Exadata上のすべてのOracle ASMディスク・グループの場合と同様に、推奨される割当て単位(AU)サイズは
4M
です。
たとえば、次のSQLコマンドによってスパース・ディスク・グループが作成されます。
SQL> CREATE DISKGROUP SPARSE
NORMAL REDUNDANCY
DISK 'o/*/SPARSE_*'
ATTRIBUTE
'compatible.asm' = '12.1.0.2',
'compatible.rdbms' = '12.1.0.2',
'cell.smart_scan_capable' = 'true',
'cell.sparse_dg' = 'allsparse',
'au_size' = '4M';
スパースOracle ASMディスク・グループは、スパース・ファイルと非スパース・ファイルを格納できるため、テスト・マスター・データベースとExadataスナップショットを同じディスク・グループに格納できます。ただし、スパース・グリッド・ディスクのサイズは制限されており(セル・ディスクで最大4 TB)、非スパース・ファイルをスパース・ディスク・グループに配置してもメリットがないため、Exadataスナップショットに関連付けられているスパース・ファイル用にスパース・ディスク・グループの領域を確保し、テスト・マスター・データベースを通常の(非スパース)ディスク・グループに配置する必要があります。
親トピック: Exadataスナップショットの概念