3.4.5 複数のデータベース・インスタンスでの同じDB_UNIQUE_NAMEの使用
データベースがそれぞれ別のOracle ASMクラスタに関連付けられている場合、同じDB_UNIQUE_NAME
値を使用するデータベース・インスタンスを複数作成できます。
Oracle Exadata System Softwareリリース19.1.0以降では、同じOracle ASMストレージを共有する複数のOracleデータベースで、同じDB_UNIQUE_NAME
を使用できます。
警告:
同じDB_UNIQUE_NAME
を使用するようデータベースを構成した場合、それらのデータベースはOracle Zero Data Loss Recovery Applianceにバックアップできません。
複数のOracleデータベースで同じDB_UNIQUE_NAME
を使用するには、次のようにする必要があります:
-
同じ
DB_UNIQUE_NAME
値を使用する複数のデータベース用に別個のOracle ASMクラスタを使用します。I/Oリソース管理(IORM)、Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュおよびExadataスマート・スキャン・オフロードなどの操作では、Oracle ASMクラスタの名前がDB_UNIQUE_NAME
の修飾子として使用されます。 -
同じ
DB_UNIQUE_NAME
値を使用する複数のデータベースを含むOracle ASMクラスタごとに、ASM-Scoped Securityを実装します。