1.2 前提条件

サポートされている様々なプラットフォームでAHFフリート・インサイトをインストールして使用するための前提条件をご確認ください。

  • 最小推奨システム・リソース:
    • 4コア
    • 16 GB RAM
    • 登録済クラスタ当たり4 GBのディスク領域

    専用サーバーは必須ではありませんが、それによってパフォーマンスが向上します。同じサーバー上で他のアプリケーションを実行すると、干渉が発生し、パフォーマンスに影響する可能性があります。

  • 必要なソフトウェア依存関係のインストール
    • Java

      https://www.oracle.com/in/java/technologies/downloads/に移動し、Java (22以上)をダウンロードします。

      次に例を示します:
      sudo yum install https://download.oracle.com/java/23/latest/jdk-23_linux-x64_bin.rpm
    • Instant ClientおよびSQL*Plus

      https://www.oracle.com/in/database/technologies/instant-client/linux-x86-64-downloads.htmlに移動し、ご使用のオペレーティング・システム向けのBasicおよびSQL*Plusパッケージの最新バージョンをダウンロードします。

      たとえば、Oracle Linux 8を実行している場合:
      sudo yum install https://download.oracle.com/otn_software/linux/instantclient/2340000/oracle-instantclient-basic-23.4.0.24.05-1.el8.x86_64.rpm
      sudo yum install https://download.oracle.com/otn_software/linux/instantclient/2340000/oracle-instantclient-sqlplus-23.4.0.24.05-1.el8.x86_64.rpm
      たとえば、Oracle Linux 7を実行している場合:
      sudo yum install https://download.oracle.com/otn_software/linux/instantclient/2114000/oracle-instantclient-basic-21.14.0.0.0-1.x86_64.rpm
      sudo yum install https://download.oracle.com/otn_software/linux/instantclient/2114000/oracle-instantclient-sqlplus-21.14.0.0.0-1.x86_64.rpm
  • 必要なその他のソフトウェア依存関係

    ノート:

    インストールの成功とアプリケーションの円滑な運用のために重要であるため、次のパッケージが環境に含まれていることを確認してください。
    • sudo yum install cronie

      コマンドsudo yum install cronieでは、Cronieパッケージがインストールされます。これにより、Linux上でcronデーモンが提供されます。このデーモンを使用すると、ユーザーが自動タスク(cron jobs)を、指定された時間に実行されるようにスケジュールできます。これは、定期的なメンテナンス、バックアップおよびその他の繰返しタスクに役立ちます。

    • sudo yum install iproute

      コマンドsudo yum install iprouteでは、Linux上にiprouteパッケージがインストールされます。これにより、ipなどのネットワーク管理ツールが提供されます。これらのツールは、ネットワークの設定とトラブルシューティングに不可欠な、ネットワーク機能(IPアドレス、ルート、ネットワーク・インタフェース、トラフィック制御など)を構成および制御するために使用します。

    • sudo yum install hostname

      コマンドsudo yum install hostnameでは、Linux上にhostnameパッケージがインストールされます。これにより、システムのホスト名を表示および設定するためのツールが提供されます。これは、ネットワーク上のマシンの識別、ネットワーク設定の構成、およびサーバー名やデバイス名の管理に不可欠です。

  • フリート・インサイトのデータベース・スキーマ所有者:

    create_db_user.sqlスクリプトを使用して、AHFフリート・インサイト専用のデータベース・ユーザーを作成します。このスクリプトは、インストーラのzipファイルに含まれています。デフォルトのユーザー名はAHFFIです。スクリプト内のパスワード・プレースホルダを、設定する実際のパスワードに置き換えて、適切な権限を付与します。

    CREATE USER AHFFI IDENTIFIED BY <password> DEFAULT TABLESPACE <tablespace>;
    GRANT CREATE SESSION TO AHFFI;
    GRANT CONNECT, RESOURCE TO AHFFI;
    GRANT CREATE TABLE TO AHFFI;
    GRANT INSERT ANY TABLE TO AHFFI;
    alter user AHFFI quota unlimited on <tablespace>;

    パスワードの更新の詳細は、「ahffi」を参照してください。

  • データベース接続文字列:

    Oracle Database (最小バージョンは19c)に接続するための有効なデータベース接続文字列。

  • Nginxサーバー・ポート:

    Nginxサーバーはアプリケーションを提供するために使用され、そのポートは、AHFフリート・インサイトのインストール中に構成されます。アプリケーションは、1024から49151までの範囲内の指定したポートで実行されます。

ノート:

Oracle Database 23aiをインフラストラクチャ・リポジトリ・データベースとして使用する場合、他のライセンスは必要ありません。詳細は、『Oracle Databaseライセンス情報ユーザー・マニュアル』特別なライセンス権限を参照してください。Oracle Database 23aiは、https://www.oracle.com/uk/database/free/からダウンロードできます。