このリリースでの変更点

ここでは、『Oracle Autonomous Health Frameworkチェックおよび診断ユーザーズ・ガイド25.10』での変更点を示します。

AHF 25.10での安定性とパフォーマンスの機能拡張

AHF 25.10は、主として、安定性を重視したリリースであり、フレームワーク全体にわたり多数の改善が実現されています。

主な更新内容は次のとおりです:

  • Java Runtime Environment (JRE)に対する10月のクリティカル・パッチ・アップデート(CPU)の統合。バージョン11.0.29へのアップグレード。
  • すべてのコアAHFプロセスにわたりメモリー使用率を大幅に減らすための最適化。
  • AHFスタック全体で180件を超えるバグの修正による、信頼性と全体的なシステム・パフォーマンスの向上。

これらすべての更新によって、より無駄のない、よりリジリエンスがあるAHFエクスペリエンスとなり、プラットフォームの安定性とパフォーマンスを高めながらリソース消費を最小限に抑えています。

拡張された診断収集: コマンド履歴の取得

AHF 25.10以降、AHFでは、様々なシェルにわたり様々なユーザーが実行した、選ばれた管理コマンド(killrmfindchownchmodshutdownrebootおよびstartupなど)の履歴が取得されるようになりました。

この機能拡張により、関連する可能性があるアクティビティや疑わしいアクティビティがさらに可視化されるようになり、より迅速で正確な診断がサポートされます。コマンド履歴は診断収集に自動的に含まれます。それにより、トラブルシューティングと根本原因分析の深さと精度が高まります。

ノードの削除、インスタンスの削除およびデータベースのパフォーマンス低下の自動問題分析

AHF 25.10以降、Autonomous Health Framework (AHF)では、インスタンスの削除やデータベース・パフォーマンスの低下につながる新しい問題が自動的に検出されます。

検出された問題とそのお薦めの解決策は、「Problem Summary」ページに表示されます。このページには、「Insights」の「Detected Problems」パネルからアクセスできます。

このリリースでは、次のタイプの問題に対する自動検出が導入され、対応する解決策が「Insights」で示されます:

  • Exadataクラスタ内の切断されたセル・ノードが原因でORA-29770によって発生したインスタンス削除。
  • RDS/IBネットワーク設定の構成ミスによって発生したデータベース・パフォーマンス低下。

Oracle OrachkおよびOracle Exachkの新しいベスト・プラクティス・チェック

リリース25.10には、Oracle OrachkOracle Exachkの、次の新しいベスト・プラクティス・チェックが組み込まれています。

Oracle OrachkOracle Exachkの両方に共通するベスト・プラクティス・チェック

  • kernel-spaceとuser-spaceのコア・ダンプ構成を確認します

Oracle Orachkに固有のベスト・プラクティス・チェック

  • 無効なデータベース・オブジェクト

Oracle Exachkに固有のベスト・プラクティス・チェック

  • Exadataの重要な問題EX93

すべてのチェックの詳細は、次のヘルス・チェック・カタログを参照してください: