ADD_DB

このプロシージャは、指定されたデータベースをリカバリ・アプライアンスに追加し、保護ポリシーをそのデータベースに割り当てます。このプロシージャを使用すると、保護されていないデータベースを保護されたデータベースの状態にすることができます。

データベースをリカバリ・アプライアンスに登録するには、次の操作を実行します。

ADD_DBを使用して保護されたデータベースを追加します。

リカバリ・アプライアンスのユーザー・アカウントにこのデータベースへのアクセス権を付与します(GRANT_DB_ACCESS)。

このデータベースを仮想プライベート・カタログに登録します(RMANのREGISTER DATABASEコマンド)。リカバリ・アプライアンスでバックアップ操作およびリストア操作を処理するには、保護されたデータベースを登録する必要があります。

このプロシージャは、フィジカル・スタンバイ構成でのデータベースの追加には使用できません。このようなデータベースは、リカバリ・カタログの再同期化を実行すると、自動的に認識されます。

構文

PROCEDURE add_db (
   db_unique_name IN VARCHAR2,
   protection_policy_name IN VARCHAR2,
   reserved_space IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表21-4 ADD_DBのパラメータ

パラメータ 説明

db_unique_name

追加するデータベースのDB_UNIQUE_NAME

protection_policy_name

データベースに割り当てる保護ポリシーの名前。保護ポリシーは存在する必要があります。

reserved_space

保護されたデータベースに使用できることが保証されるディスク領域の容量。

この値の形式は、0-9のみで構成される数字の後に、必要に応じて次の単位指定子のいずれかを付けた文字列です。

K: キロバイト

M: メガバイト

G: ギガバイト

T: テラバイト

P: ペタバイト

単位を指定しないと、リカバリ・アプライアンスは、値をバイト数として解釈します。

制御保護ポリシーでautotune_reserved_space機能がサポートされている場合、reserved_spaceNULLとして指定できます。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。