ADD_REPLICATION_SERVER

このプロシージャは、指定されたレプリケーション・サーバー構成を指定された保護ポリシーに追加します。操作が成功すると、このポリシーで保護されるデータベースのバックアップがダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスにレプリケートされます。

「CREATE_REPLICATION_SERVER」を参照してください。

構文

PROCEDURE add_replication_server (
   replication_server_name IN VARCHAR2,
   protection_policy_name IN VARCHAR2
   skip_initial_replication IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
   read_only IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
   request_only IN BOOLEAN DEFAULT FALSE
   copyall_backups IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表21-5 ADD_REPLICATION_SERVERのパラメータ

パラメータ 説明

replication_server_name

保護ポリシーに関連付けるレプリケーション・サーバー構成の名前。

protection_policy_name

レプリケーション・サーバー構成に関連付ける保護ポリシーの名前。

skip_initial_replication

TRUEに設定すると、初期レプリケーションはスキップされます。

read_only

ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスに対するレプリケーション動作を制御する設定。

TRUEの場合、リカバリ・アプライアンスでは、ダウンストリーム・レプリケーション・サーバーを読取り専用デバイスとして処理します。特に、バックアップはダウンストリーム・レプリケーション・サーバーにレプリケートされません。ダウンストリームに存在するバックアップは、アップストリーム・リカバリ・アプライアンスを介してリストアできます。

FALSEまたは指定されていない場合、リカバリ・アプライアンスは通常の初期レプリケーションを実行します。

request_only

request_onlyTRUEに設定してレプリケーション・サーバーを保護ポリシーに追加すると、バックアップはダウンストリーム・レプリケーション・サーバーにレプリケートされません。ローカルのリカバリ・アプライアンスの起動時に、ローカルではなくリモートのリカバリ・アプライアンスに存在するバックアップを判断する計算が行われます。リモートに存在するバックアップは、ダウンストリームからローカル・リカバリ・アプライアンスに送信するようにリクエストされます。この機能を使用するには、2つのリカバリ・アプライアンスが相互にペアになっている必要があります。

FALSEまたは指定されていない場合、リカバリ・アプライアンスは通常のレプリケーションを実行します。

copyall_backups

copyall_backupsTRUEに設定された保護ポリシーにレプリケーション・サーバーを追加する場合、各データベースのすべてのバックアップがダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスへの初期レプリケーションに選択されます。FALSEに設定すると、アーカイブ・ログおよび制御ファイルを含む最新のレベル0がレプリケートされます。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。