CREATE_SBT_LIBRARY

このプロシージャは、インストールされたメディア管理ソフトウェア・ライブラリを記述するメタデータを作成します。リカバリ・アプライアンスでは、指定されたライブラリを使用して、内部記憶域からテープまたはこのメディア・マネージャでサポートされる他の3次記憶域にバックアップがコピーされます。

構文

PROCEDURE create_sbt_library (
   lib_name IN VARCHAR2,
   drives IN NUMBER,
   restore_drives IN NUMBER DEFAULT 0,
   parms IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   send IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   guaranteed IN VARCHAR2 DEFAULT 'NO',
   immutable IN VARCHAR2 DEFAULT 'NO',
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   sbt_mirror IN VARCHAR@ DEFAULT 'NO');

パラメータ

表21-16 CREATE_SBT_LIBRARYのパラメータ

パラメータ 説明

lib_name

リカバリ・アプライアンスがこのSBTライブラリの参照に使用するユーザー指定の名前。

drives

このSBTライブラリがアクセスできるテープ・ドライブの最大数。リカバリ・アプライアンスでは、このライブラリへのアクセス時に、指定された同時ストリーム数を超えて使用することはありません。

restore_drives

リストア操作用にリカバリ・アプライアンスが予約するテープ・ドライブの数。

指定した場合、リカバリ・アプライアンスでは、バックアップ操作に最大でdrives - restore_drivesドライブを使用するため、常に指定されたドライブ数をリストア操作に使用できるようになります。

指定しない場合、リカバリ・アプライアンスでは、使用可能なドライブすべてをバックアップに使用できるため、リストア操作はドライブが解放されるまで待機することが必要になる場合があります。

parms

リカバリ・アプライアンスがこのSBTライブラリへのアクセスに使用するライブラリ固有のパラメータ文字列。この文字列の形式は、RMAN ALLOCATE CHANNELコマンドのPARMSオプションと同じです。この文字列には通常、SBT_LIBRARYパラメータが含まれます。

send

リカバリ・アプライアンスがこのSBTライブラリにライブラリ固有のパラメータを追加送信するために使用するパラメータ文字列。この文字列の形式は、RMAN ALLOCATE CHANNELコマンドのSENDオプションと同じです。

guaranteed

YESの場合、このライブラリをバッキング・ストアとして使用して、GUARANTEED_COPY保護ポリシー属性をサポートできます。

immutable

YESの場合、このライブラリをバッキング・ストアとして使用して、KEEP_COMPLIANCE保護ポリシー属性をサポートできます。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。

sbt_mirror

YESの場合、このライブラリは、ライブラリ名とタイプを使用してダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスの1つ以上のリモートSBTライブラリにマップされます。RA_SBT_MIRRORビューを問い合せて、ミラー化されたSBTライブラリのリストを確認します。

ノート:

SBTミラー化は、双方向(または場所を問わないバックアップ)レプリケーション・モードでサポートされています。SBTミラー化は、一方向レプリケーション・モードではサポートされていません。アップストリーム・リカバリ・アプライアンスにSBTミラー化と一方向レプリケーションがある場合、そのバックアップにはダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスからアクセスできません。