DELETE_DB

このプロシージャは、このデータベースに関連付けられているすべてのローカル・バックアップをリカバリ・アプライアンスから削除します。テープ上のバックアップ、クラウド内のバックアップまたはレプリケートされたバックアップは影響を受けません。

リカバリ・アプライアンスがエラーのためこのデータベースが所有するローカル・バックアップを削除できない場合、DELETE_DB操作は失敗します。エラーが発生した場合、指定されたデータベースはリカバリ・アプライアンスから完全には削除されません。リカバリ・アプライアンスは、DELETE_DBプロシージャ中に発生したエラーをRA_INCIDENT_LOGビューに記録します。waitパラメータをTRUEと指定した場合、リカバリ・アプライアンスは、DELETE_DBがコールされるセッションでもこのようなエラーを発生させます。エラーを診断して問題を解決すれば、DELETE_DBを再度実行できます。

構文

PROCEDURE delete_db (
   db_unique_name IN VARCHAR2,
   wait IN BOOLEAN DEFAULT TRUE,
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   delete_sbt IN BOOLEAN DEFAULT FALSE);

パラメータ

表21-17 DELETE_DBのパラメータ

パラメータ 説明

db_unique_name

削除するデータベースのDB_UNIQUE_NAME

wait

プロシージャの待機動作。TRUEの場合、指定されたデータベースのバックアップおよびメタデータがリカバリ・アプライアンスから完全に削除されるまで、プロシージャは戻りません。FALSEの場合、プロシージャはすぐに戻り、データベース削除操作はバックグラウンドで続行されます。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。

delete_sbt

TRUEの場合、データベースが削除されると、テープおよびクラウド上のバックアップが削除されます。FALSEの場合、データベースを削除しても、テープおよびクラウド上のバックアップは削除されません。テープおよびクラウド上のバックアップは、後でDBAがクリーン・アップする必要があります。