リカバリ・アプライアンスの計画
タスク1: 保護データベースの階層グループ分け
リカバリ要件に基づいてデータベースをグループ分けします。デフォルトでリカバリ・アプライアンスには、プラチナ、ゴールド、シルバーおよびブロンズの保護ポリシーが含まれます。各ポリシーは、保護のレベルに対応しています。たとえば、ゴールドは、この階層のデータベースにリアルタイムREDOトランスポート保護を提供するのに対し、ブロンズは提供しません。
タスク2: 各データベース階層のリカバリ要件の決定
各データベース階層で次の項目を決定します。
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潜在的なデータ損失の危険にさらされる最長期間
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テープのリカバリ・ウィンドウ
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データベース階層のテープ・バックアップのスケジュール、テープ・ボールティングのスケジュール、または暗号化の要件
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リカバリ・アプライアンス・レプリケーションの構成
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バックアップ・ポーリングのディレクトリ(バックアップ・ポーリング・ポリシーを有効にする場合)
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既存のリカバリ・カタログのリカバリ・アプライアンス・カタログへのインポート
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コピーの保証機能の有効化(領域を再利用するためにリカバリ・アプライアンスのバックアップの削除を検討する前に、バックアップをテープにコピーするかレプリケートする必要がある)
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ディスク上のバックアップの最長保存期間
関連項目:
タスク3: 各保護データベースのリカバリ要件の決定
たとえば、次のタスクを実行します。
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保護データベースのサイズ、変更率およびリカバリ・ウィンドウ目標に基づいて、予約済領域を計算します。
コンプライアンス機能が必要ない場合は、保護ポリシーで
autotune_reserved_space
パラメータを使用できます。有効にすると、リカバリ・アプライアンスは、計算されたrecovery_window_space
に基づいてreserved_space
(データベースごとに割り当てられる最小値)を自動的に定義して更新し、使用可能な合計空き領域までリカバリ・ウィンドウ目標を満たします。これは、このポリシーに関連付けられているすべてのデータベースに対して処理されます。コンプライアンス・バックアップの場合、
reserved_space
は特定のデータベースに割り当てられたハード制限であるため、autotune_reserved_space
は適用されません。 -
リアルタイムREDOトランスポートを実装するかどうかを決定します。
保護データベースの計画に関するその他の考慮事項は、『Zero Data Loss Recovery Appliance保護されたデータベースの構成ガイド』を参照してください。
タスク4: リカバリ・アプライアンスのアクセス要件の決定
データ・センターでリカバリ・アプライアンスのアクセス権を持つユーザーを決定します。たとえば、データベース管理者、記憶域管理者、システム管理者およびバックアップ管理者ではアクセス要件が異なることがあります。1人のユーザーがすべての役割を担当するデータ・センターもあります。
タスク5: リカバリ・アプライアンスへのバックアップ移行計画の作成
このステージでは、従来のRMANバックアップをリカバリ・アプライアンスのバックアップ計画にどのように組み込むかを決定します。リカバリ・アプライアンスを設定した後で、次の計画の1つを選択できます。
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一定期間、新しいリカバリ・アプライアンスへのバックアップと並行して、従来のディスクとテープへのバックアップを実行しながら、リカバリ・アプライアンスのみのバックアップへの移行を準備します。
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保護データベースはリカバリ・アプライアンスのみにバックアップし、従来のバックアップは従来のメディアで別に管理します。
どちらのケースでも、全体的なカタログ管理を簡略化するために、最初に従来のRMANリカバリ・カタログをリカバリ・アプライアンス・カタログにインポートすることをお薦めします。
関連項目:
リカバリ・アプライアンス・カタログへのメタデータのインポート方法を学習するには、『Zero Data Loss Recovery Appliance保護されたデータベースの構成ガイド』を参照してください。
タスク6: Cloud Controlのレポート・ツールおよびモニタリング・ツールの確認
Cloud Controlはリカバリ・アプライアンスの推奨インタフェースです。「リカバリ・アプライアンスのためのCloud Controlスタート・ガイド」で説明しているように、リカバリ・アプライアンスを構成する前に、主要なCloud Controlページについて理解してください。データベース管理者は、「バックアップ設定」、「バックアップのスケジュール」および「バックアップ・レポート」などのバックアップ関連ページを確認することもできます。