保護ポリシーの更新

この項では、Cloud Control (推奨)またはDBMS_RA PL/SQLパッケージを使用して保護ポリシーを更新する方法について説明します。

RASYSとして、またはuser_type=adminに設定してdb_userという名前で、メタデータ・データベースにログインする必要があります。保護ポリシーは存在する必要があります。

この例では、保護ポリシーはbronze_devであり、そのディスク・リカバリ・ウィンドウ目標を3日から6日に変更しています。

Cloud Controlを使用して、保護されたデータベースを更新するには、次の手順に従います。

  1. 「Cloud Controlの保護ポリシーの作成ページへのアクセス」の説明に従って、保護ポリシーの作成ページにアクセスします。

  2. 「保護ポリシー」表で、編集する保護ポリシーを選択します。

    たとえば、BRONZE_DEVの行を選択します。

  3. 「編集」をクリックします。

    保護ポリシーの編集ページが表示されます。

  4. 必要に応じて値を変更し、「OK」をクリックします。

    たとえば、「ディスク・リカバリ・ウィンドウ目標」セクションの「リカバリ・ウィンドウ」フィールドに6を入力します。

    保護ポリシー・ページが表示され、新たに更新された保護ポリシーがリスト表示されます。

DBMS_RAを使用して保護ポリシーを更新するには、次の手順に従います。

保護ポリシーを更新するには、DBMS_RA.UPDATE_PROTECTION_POLICYプロシージャを実行します。nullのパラメータは既存の値を維持します。たとえば、ある保護ポリシーでguaranteed_copyが現在NOになっている場合にDBMS_RA.UPDATE_PROTECTION_POLICYでこのパラメータにnullを指定すると、値はNOのままです。

  1. SQL*PlusまたはSQL Developerを起動してから、RASYSとして、またはuser_type=adminに設定してdb_userという名前で、メタデータ・データベースにログインします。

  2. DBMS_RA.UPDATE_PROTECTION_POLICYプロシージャを実行します。

    たとえば、次のPL/SQL無名ブロックを実行します。

    BEGIN
     DBMS_RA.UPDATE_PROTECTION_POLICY(
      protection_policy_name => 'bronze_dev',
      recovery_window_goal   => INTERVAL '6' DAY);
    END;
    
  3. 必要に応じて、リカバリ・カタログを問い合せてポリシーが更新されたことを確認します。

    たとえば、次のようにRA_PROTECTION_POLICYを問い合せます(出力例も示します)。

    COL POLICY_NAME FORMAT a11
    COL DESCRIPTION FORMAT a36
    SELECT POLICY_NAME, DESCRIPTION, 
           TO_CHAR(EXTRACT(DAY FROM RECOVERY_WINDOW_GOAL),'fm00')    ||':'||
           TO_CHAR(EXTRACT(HOUR FROM RECOVERY_WINDOW_GOAL),'fm00')   ||':'||
           TO_CHAR(EXTRACT(MINUTE FROM RECOVERY_WINDOW_GOAL),'fm00') ||':'||
           TO_CHAR(EXTRACT(SECOND FROM RECOVERY_WINDOW_GOAL),'fm00')
             AS "DD:HH:MM:SS"
    FROM   RA_PROTECTION_POLICY
    WHERE  POLICY_NAME='BRONZE_DEV';
    
    POLICY_NAME DESCRIPTION                          DD:HH:MM:SS
    ----------- ------------------------------------ ---------------
    BRONZE_DEV  For protected dbs in bronze tier     06:00:00:00