保護ポリシーの削除

この項では、Cloud Control (推奨)またはDBMS_RA PL/SQLパッケージを使用して保護ポリシーを削除する方法について説明します。

RASYSとして、またはuser_type=adminに設定してdb_userという名前で、リカバリ・アプライアンスのメタデータ・データベースにログインする必要があります。

保護ポリシーを、いずれかの保護データベースに関連付ける必要があります。1つ以上のデータベースに関連付けられたポリシーを削除するには、それらのデータベースを別のポリシーに関連付ける必要があります。その後、目的のポリシーを削除できます。

次の例では、bronze_devポリシーを削除する必要があると想定しています。

Cloud Controlを使用して保護ポリシーを削除するには:

  1. 「Cloud Controlの保護ポリシーの作成ページへのアクセス」の説明に従って、保護ポリシーの作成ページにアクセスします。

  2. 「保護ポリシー」表で、削除する保護ポリシーを選択します。

    たとえば、BRONZE_DEVの行を選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

    確認を求めるウィンドウが表示されます。

  4. 「はい」をクリックします。

    保護ポリシー・ページが表示され、削除された保護ポリシーの表示がなくなっています。

DBMS_RAを使用して保護ポリシーを削除するには:

次の例では、bronze_devポリシーを削除する必要があると想定しています。

  1. SQL*PlusまたはSQL Developerを起動してから、RASYSとして、またはuser_type=adminに設定してdb_userという名前で、メタデータ・データベースにログインします。

  2. 削除しようとする保護ポリシーが保護データベースに現在関連付けられていないことを確認します。

    たとえば、次のようにしてデータベースに関連付けられていないすべての保護ポリシーを問い合せます。

    SELECT POLICY_NAME AS "Currently unused policy"
    FROM   RA_PROTECTION_POLICY
    WHERE  POLICY_NAME NOT IN (SELECT POLICY_NAME FROM RA_DATABASE)
    ORDER BY POLICY_NAME;
    
    Currently unused policy
    -----------------------
    BRONZE_DEV
    
  3. ポリシーを削除します。

    たとえば、次のPL/SQL無名ブロックを実行すると、保護ポリシーbronze_devが削除されます。

    BEGIN
      DBMS_RA.DELETE_PROTECTION_POLICY(
        protection_policy_name => 'BRONZE_DEV');
    END;
    
  4. 必要に応じて、削除を確認します。

    たとえば、bronze_devというポリシーの行をカウントします(出力例も示します)。

    SELECT COUNT(*)
    FROM   RA_PROTECTION_POLICY
    WHERE  POLICY_NAME = 'BRONZE_DEV';
    
      COUNT(*)
    ----------
             0