OEDAの使用に関する考慮事項および要件

Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用する前に、この情報を確認します。

  • リカバリ・アプライアンスは、Oracle Linuxオペレーティング・システムがサーバーにインストールされた状態で出荷されます。

  • ラック接頭辞を使用して、すべてのコンポーネントのホスト名を生成します。たとえば、ラック接頭辞にdbm0を指定した場合は、次のようになります。

    • データベース・サーバーのホスト名はdbm0db01のようになります
    • ストレージ・サーバーのホスト名はdbm0cel01のようになります
    • 他の名前は、このホスト名と(セル・ディスクおよびカタログの)特定の指定を組み合せることで作成され、32文字の制限がありますが、ホスト名が16文字を超えるとその制限を超えるため、ホスト名は16文字以下にする必要があります。
    • InfiniBand Network Fabricスイッチの名前はdbm0sw-iba1のようになります
    • RoCE Network Fabricスイッチの名前はdbm0sw-rocea1のようになります。

    ノート:

    ラック接頭辞には、文字と数字を最大20文字含めることができます。空白および記号は使用できません。たとえば、感嘆符(!)、ハイフン(-)などです。

    複数のラックがある場合、各ラック接頭辞はラックを識別する一意の値にする必要があります。1台目のラックにdbm01、2台目にdbm02、3台目にdbm03といったように名前を付けることをお薦めします。

  • Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)を使用し、ストレージ管理を使用してリカバリ・アプライアンスを構成する場合、使用するバックアップ方法および冗長性保護レベルによって、インストール中に作成されるOracle ASMディスク・グループのサイズの設定方法が決まります。

    • 内部バックアップを構成する場合、データベース・バックアップはデータベースのRECOディスク・グループの高速リカバリ領域のディスクに作成されます。高速リカバリ領域には、アーカイブREDOログおよびフラッシュバック・ログ・ファイルも含まれます。DATAディスク・グループとRECOディスク・グループの間のディスク領域の区分は、それぞれ40%と60%となります。

    • 外部バックアップを構成する場合、データベース・バックアップは、現在デプロイされているリカバリ・アプライアンスの外部にあるディスクまたはテープ・メディアに作成されます。高速リカバリ領域には、アーカイブREDOログやフラッシュバック・ログ・ファイルなどのオブジェクトのみが含まれます。

  • リカバリ・アプライアンスのインストール時には、有効なタイムゾーン名が必要となります。リカバリ・アプライアンスおよびOracle Linuxに提供されるタイムゾーン値は、タイムゾーン・データベースから取得されます。TZ環境変数を使用して、各サーバーに対して有効なタイムゾーン名を指定する必要があります。変数値は地域/場所の形式です。たとえば、America/New_Yorkは有効なTZ値であり、ESTEDTおよびUTC-4は無効な値です。