Oracle Exadata Deployment Assistantの概要

Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用して、システム構成の詳細を指定し、システム構成プロセスを実行します。

OEDAには、構成詳細を収集してZDLRAラック構成ファイルを作成するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースが用意されています。構成ファイルにより、ZDLRAラックの自動的なインストールおよび構成プロセスが進められます。

OEDAコマンドライン・インタフェース(OEDACLI)を使用すると、ZDLRAラックのライフサイクル管理タスクを実行することもできます。

最新バージョンのOEDAは、Exadata Database MachineおよびExadata Storage Serverのサポートされているバージョン (Doc ID 888828.1)からダウンロードできます。OEDAは、Oracle Technology Networkから入手することもできます。

OEDAは、ZDLRAラックに加えてOracle Zero Data Loss Recovery ApplianceおよびOracle SuperClusterに対しても使用されます。

Oracle Exadata System Softwareリリース19.1.0では、OEDA用のWebベースのインタフェースが導入されています。ただし、ここで説明する全体的なプロセスは、WebベースまたはJavaベースのどちらのユーザー・インタフェースを使用するかに関係なく同じです。

  • エンジニアド・システムが到着する前に、次の手順を実行します。
    1. ネットワーク管理者およびデータベース管理者と連携して、現在のIPアドレスの使用状況やネットワーク構成など、現在のネットワーク設定を評価します。OEDAはIPv6アドレスをサポートします。
    2. ネットワーク構成やバックアップ方法などのラックの設定を定義します。
    3. Oracle Technology NetworkからOEDAの最新バージョンをダウンロードします。
    4. サポートされているプラットフォームで構成スクリプトを解凍して実行し、構成するシステムのタイプを選択します。
    5. OEDAのすべてのページにアクセスして、すべての必須フィールドに値を指定します。必須の値をすべて指定するまで、次のページに進めません。命名の詳細とDNS、NTPおよびネットワークの詳細を指定する必要があります。
    6. OEDAとの対話の後に、構成ファイルがクライアント上に生成されます。ファイルは、OEDAによって生成されるInstallationTemplate.htmlファイルの下部にもリストされます。エンジニアド・システムおよび構成に応じて、OEDAは次のファイルのすべてまたは一部を生成します。

      • databasemachine.xml
      • CustomerName-rackname.xml
      • CustomerName-rackname-preconf_GUID.csv
      • CustomerName-rackname-InstallationTemplate.html
      • CustomerName-rackname-platinum.csv
      • CustomerName-rackname-checkip.sh
      • CustomerName-rackname.zip
      • pkey_GUID.csvおよびpkey_racknamehostname_GUID.csv — 仮想環境でInfiniBandパーティション化を有効にした場合

      CustomerName-hostname.zipファイルには、生成されたすべてのファイルが含まれます。

    7. InstallationTemplate.htmlファイルを確認して構成全体を確認し、すべての情報が正しく入力されたことを確認します。
  • エンジニアド・システムが到着する少し前、または構成するようスケジュールされているときに、Oracleの指示に従ってネットワーク構成を検証します。ラックの構成前のネットワーク構成の確認を参照してください。
  • エンジニアド・システムが到着した後、構成ファイルがデータベース・サーバーにコピーされ、検証とインストールが完了します。unresolvable-reference.html#GUID-01C85D18-A5AE-4285-97C3-DE246FC0BE79を参照してください。

アクセシビリティのノート: WindowsでOracle Exadata Deployment Assistantを補助テクノロジで使用している場合(アクセシビリティ向け)、Java Access Bridgeを有効にする必要があります。