第VI部 Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceの拡張

Oracle Zero Data Loss Recovery Applianceを拡張するには、現在の構成にサーバーを追加するか、複数のラックを配線します。

リカバリ・アプライアンス・ラックを拡張する際の考慮事項を次に示します。

  • リカバリ・アプライアンスを固定構成またはカスタム構成から別の構成に拡張するには、許可される最大数までストレージ・サーバーを追加します。

  • 次の場合、複数のリカバリ・アプライアンス・ラックを配線できます。

    • Oracle Zero Data Loss Recovery Appliance RA23は、RA21またはX8Mでマルチラック化できます。

      Oracle Zero Data Loss Recovery Appliance X8-2は、X7-2以前のZDLRAラックをマルチラック化できます。

    • マルチラック構成のすべてのラックは、同じRDMAネットワーク・ファブリックを使用する必要があります。

      X8M以降の場合、すべてのラックでRoCEネットワーク・ファブリックを使用する必要があります。

      X8以前の場合、すべてのラックでInfiniBandネットワーク・ファブリックを使用する必要があります。

    • ラックには、様々なストレージ・ディスク・ドライブを含めることができます。

      • RA23には22 TBがあります。
      • RA21には18 TBがあります
      • X8Mには14 TBがあります
  • システムを複数のラックに拡張する前に、適切なRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチおよびトランシーバを入手する必要があります。

RDMAネットワーク・ファブリックを共有しながら、複数のリカバリ・アプライアンスを個別の環境として実行できます。この方法で複数のリカバリ・アプライアンスを使用する予定がある場合は、次の点に注意してください。