クラスタの交換計算サーバーの準備

リカバリ・アプライアンスの初期インストールでは各種ファイルが変更されました。

交換計算サーバー上のファイルを変更するには、次のようにします。

  1. クラスタ内の動作している計算サーバーから、次のファイルの内容をレプリケートします。

    1. /etc/security/limits.confファイルをコピーします。

    2. /etc/hostsファイルの内容をマージします。

    3. /etc/oracle/cell/network-config/cellinit.oraファイルをコピーします。

    4. 交換計算サーバーのBONDIB0インタフェースのIPアドレスでIPアドレスを更新します。

    5. /etc/oracle/cell/network-config/cellip.oraファイルをコピーします。

    6. 10GbEなど、追加ネットワーク要件を構成します。

    7. /etc/modprobe.confファイルをコピーします。

    8. /etc/sysctl.confファイルをコピーします。

    9. 計算サーバーを再起動し、ネットワーク変更を有効にします。

  2. ユーザー名を1つ以上のグループに追加して、交換計算サーバーのOracleソフトウェア所有者を設定します。所有者は通常、oracleユーザーです。

    1. 動作している計算サーバーから現在のグループ情報を取得します。

      # id oracle
      uid=1000(oracle) gid=1001(oinstall) groups=1001(oinstall),1002(dba),1003(oper),1004(asmdba)
      
    2. groupaddコマンドを使用して、グループ情報を交換計算サーバーに追加します。この例では、前のステップで識別されたグループが追加されます。

      # groupadd –g 1001 oinstall
      # groupadd –g 1002 dba
      # groupadd –g 1003 oper
      # groupadd –g 1004 asmdba
      
    3. 動作している計算サーバーから現在のユーザー情報を取得します。

      # id oracle uid=1000(oracle) gid=1001(oinstall) \
        groups=1001(oinstall),1002(dba),1003(oper),1004(asmdba)
      
    4. ユーザー情報を交換計算サーバーに追加します。この例では、前のステップのグループIDがoracleユーザーIDに追加されます。

      # useradd -u 1000 -g 1001 -G 1001,1002,1003,1004 -m -d /home/oracle -s \
        /bin/bash oracle
      
    5. ORACLE_BASEおよびGrid Infrastructureディレクトリを作成します。この例では、/u01/app/oracleおよび/u01/app/12.1.0/gridが作成されます。

      # mkdir -p /u01/app/oracle
      # mkdir -p /u01/app/12.1.0/grid
      # chown -R oracle:oinstall /u01/app
      
    6. cellip.oraおよびcellinit.oraファイルの所有権を変更します。所有者は通常、oracle:dbaです。

      # chown -R oracle:dba /etc/oracle/cell/network-config
      
    7. リストアされた計算サーバーの安全を確保します。

      $ chmod u+x /opt/oracle.SupportTools/harden_passwords_reset_root_ssh
      $ /opt/oracle.SupportTools/harden_passwords_reset_root_ssh
      

      計算サーバーが再起動します。

    8. rootユーザーとしてログインします。新しいパスワードを要求されたら、他の計算サーバーのrootパスワードと一致するように設定します。

    9. Oracleソフトウェア所有者のパスワードを設定します。所有者は通常、oracleです。

      # passwd oracle
      
  3. oracleアカウントにSSHを設定します。

    1. 交換計算サーバー上のoracleアカウントに変更します。

      # su - oracle
      
    2. Oracleクラスタのサーバーをリストする交換計算サーバーのdcliグループ・ファイルを作成します。

    3. 交換計算サーバーでsetssh-Linux.shスクリプトを実行します。この例ではスクリプトがインタラクティブに実行されます。

      $ /opt/oracle.SupportTools/onecommand/setssh-Linux.sh -s
      

      スクリプトによってサーバーのoracleパスワードが要求されます。-sオプションにより、スクリプトはサイレント・モードで実行されます。

    4. 交換計算サーバー上のoracleユーザーに変更します。

      # su - oracle
      
    5. SSHの同等性を検証します:

      $ dcli -g dbs_group -l oracle date
      
  4. 動作している計算サーバーから交換計算サーバーにカスタム・ログイン・スクリプトを設定またはコピーします。

    $ scp .bash* oracle@replacement_server:. 
    

    前述のコマンドのreplacement_serverは、ra01db01などの新しいサーバーの名前です。