racli alter network
構文
racli alter network --network_type=VALUE [--silent]
オプション
詳細
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--service
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システム上で変更されるサービスを指定します。有効な値はra_serverです。
--network_type
またはその引数とともに使用できません。 -
--network_type
-
システムのネットワーク・タイプを指定します。
--service
またはその引数とともに使用できません。 -
--encrypt
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システムのTLS暗号化ステータスを指定します。"only"はHTTPS暗号化を意味し、"enable"はデュアルHTTPSとHTTPを意味し、"disable"はHTTPを意味します。
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--http_port
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使用するHTTPポート番号を指定します。デフォルト・ポートは8001です。
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--https_port
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使用するHTTPSポート番号を指定します。デフォルト・ポートは8005です。
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--tcp_port
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使用するTCPポート番号を指定します。デフォルト・ポートは1521です。
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--tcps_port
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使用するTCPSポート番号を指定します。デフォルト・ポートは2484です
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--rep_tcps_port
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使用するレプリケーションTCPSポート番号を指定します。デフォルト・ポートは2485です。
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--rep_tcp_port
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使用するレプリケーションTCPポート番号を指定します。デフォルト・ポートは1522です。
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--silent
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存在する場合
同時に使用できるオプションについては、コマンドライン構文を参照してください。
オプションのパラメータ--network_type
と--service
は一緒に使用できず、互いのオプション・パラメータは使用できません。
HTTPS (encrypt=[enable!only]
)を構成する場合、HTTP、TCPおよびレプリケーションTCPのデフォルト・ポートを変更するためのオプション・パラメータは無視されます。同様に、HTTPS (encrypt=disable
)を無効化する場合、HTTPS、TCPSおよびレプリケーションTCPSのポートを変更するためのオプション・パラメータは無視されます。
例
次の例では、HTTPSとHTPのデュアル・モード用にシステムのTLSを構成します。TCPSポート番号を変更し、他のポートをデフォルト値のままにします。
racli alter network --service=ra_server --encrypt=enable --tcps_port=2848
レプリケーションがRACLIで管理されている場合、racli alter network
を実行してダウンストリームのリカバリ・アプライアンスでTLSを無効化または有効化すると、ダウンストリームのリカバリ・アプライアンスの証明書がアップストリームのリカバリ・アプライアンスに自動的にインポートされ、アップストリームのリカバリ・アプライアンスのtnsnames.ora
が更新されて、レプリケーション・サーバーが再起動されます。したがって、TLSレプリケーションに記載されている手動ステップは不要になりました。これは双方向レプリケーションにも当てはまります。
レプリケーションがRACLIで管理されていない場合に、ユーザーがracli alter network
を実行する場合は、TLSレプリケーションで説明されている手動ステップが必要です。