パフォーマンスの低い物理ディスクの取外し

不良物理ディスクが、他の正常なディスクのパフォーマンスを低下させることがあります。問題のあるディスクはシステムから取り外す必要があります。

不良ディスクの識別後に物理ディスクを削除するには、次のようにします。

  1. 物理ドライブ・サービスLEDを点灯し、交換するドライブを識別します。
    cellcli -e 'alter physicaldisk disk_name serviceled on'
    

    前述のコマンドでdisk_nameは、20:2などの交換する物理ディスクの名前です。

  2. 不良ディスク上のすべてのグリッド・ディスクを識別して、その使用を停止するようにOracle ASMに指示します。
    ALTER DISKGROUP diskgroup_name DROP DISK asm_disk_name
    
  3. ディスクの青い取外しOKのLEDが点灯していることを確認してください。
  4. V$ASM_DISK_STATビューの問合せを実行して、不良ディスクの影響を受けるOracle ASMディスクが正しく削除されたことを確認します。
  5. 不良ディスクを取り外します。

    ディスクを削除すると、アラートが送信されます。

  6. 新しいディスクを使用できる場合、それをシステムに設置します。セル・ディスクおよびグリッド・ディスクが新しい物理ディスクに自動的に作成されます。
  7. ディスクがオンラインでステータスがNORMALであることを確認します。
    CellCLI> LIST PHYSICALDISK WHERE name=28:5 ATTRIBUTES status
    

    物理ディスクを交換する際、使用できるようになるには、RAIDコントローラが交換ディスクを認識する必要があります。認識はすぐに終了します。