オーナーズ・ガイド リカバリ・アプライアンスのセキュリティおよびメンテナンス Recovery Applianceハードウェアの保守 ストレージ・サーバーの物理ディスクの保守 ストレージ・サーバーから別のストレージ・サーバーへのすべてのドライブの移動 ストレージ・サーバーから別のストレージ・サーバーへのすべてのドライブの移動 ストレージ・サーバーから別のストレージ・サーバーへのすべてのドライブの移動が必要になることがあります。この状況になる可能性があるのは、マザーボードやOracle ILOMなどのシャーシレベルのコンポーネント障害がある場合、またはハードウェアの問題のトラブルシューティングを行う場合です。 ストレージ・サーバー間でドライブを移動するには、次のようにします。 次のディレクトリのファイルをバックアップします。 /etc/hosts /etc/modprobe.conf /etc/sysconfig/network /etc/sysconfig/network-scripts すべてのグリッド・ディスクを非アクティブにして、ストレージ・サーバーを停止します。「ストレージ・サーバーの停止」を参照してください。 別のストレージ・サーバーでグリッド・ディスクをアクティブ化する前にOracle ASMによってディスクが削除されないように、Oracle ASMのdisk_repair_time属性に大きい値が設定されていることを確認してください。 物理ディスク、フラッシュ・ディスク、ディスク・コントローラおよびUSBフラッシュ・ドライブを元のストレージ・サーバーから新しいストレージ・サーバーに移動します。 注意: システム・ディスクの最初の2つのディスクが同じ最初の2つのスロットにあることを確認してください。そうしないと、ストレージ・サーバーが正常に機能しません。 フラッシュ・カードが元のストレージ・サーバーと同じPCIeスロットに設置されていることを確認してください。 新しいストレージ・サーバーの電源を投入します。サービス・プロセッサ・インタフェースを使用するか、電源ボタンを押すことができます。 サービス・プロセッサを使用して、コンソールにログインします。 次のディレクトリのファイルを確認します。バックアップから破損ファイルをリストアします。 /etc/hosts /etc/modprobe.conf /etc/sysconfig/network /etc/sysconfig/network-scripts ifconfigコマンドを使用して、eth0、eth1、eth2およびeth3の新しいMACアドレスを取得します。この例は、eth0 MACアドレス(HWaddr)が00:14:4F:CA:D9:AEであることを示しています。# ifconfig eth0 eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:14:4F:CA:D9:AE inet addr:10.204.74.184 Bcast:10.204.75.255 Mask:255.255.252.0 inet6 addr: fe80::214:4fff:feca:d9ae/64 Scope:Link UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:141455 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:6340 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1000 RX bytes:9578692 (9.1 MiB) TX bytes:1042156 (1017.7 KiB) Memory:f8c60000-f8c80000 /etc/sysconfig/network-scriptsディレクトリで、次のファイルを編集してHWADDRをステップ8で返された値に変更します。 ifcfg-eth0 ifcfg-eth1 ifcfg-eth2 ifcfg-eth3 次に、編集されたifcfg-eth0ファイルの例を示します。 #### DO NOT REMOVE THESE LINES #### #### %GENERATED BY CELL% #### DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static ONBOOT=yes IPADDR=10.204.74.184 NETMASK=255.255.252.0 NETWORK=10.204.72.0 BROADCAST=10.204.75.255 GATEWAY=10.204.72.1 HOTPLUG=no IPV6INIT=no HWADDR=00:14:4F:CA:D9:AE ストレージ・サーバーを再起動します。 グリッド・ディスクをアクティブ化します。CellCLI> ALTER GRIDDISK ALL ACTIVE Oracle ASMディスクが削除されていなかった場合は、自動的にオンラインになって使用が開始されます。 構成を検証します:CellCLI> ALTER CELL VALIDATE CONFIGURATION ASRのOracle ILOMをアクティブ化します。