テープ・ドライブの交換

テープ・ドライブは、Recovery Applianceがオンラインのときに交換できます。

ノート:

ブリッジ・テープ・ドライブは、基本モジュールの上位ドライブ・スロットにあります。ロボット制御は、ブリッジ・テープ・ドライブ上でLUN 1として表示されるSCSIメディア・チェンジャ・デバイスです。ライブラリがパーティション分割されている場合、ベース・モジュールに2つのテープ・ドライブが必要になり、各テープ・ドライブがその割り当てられたパーティションのロボット制御を提供します。障害の発生したドライブがブリッジ・ドライブの場合、テープ・ドライブを交換するとホストからSL150ライブラリへの接続が失われるため、SL150ライブラリをホストに対してオフラインにする必要があります。テープ・ドライブがブリッジ・ドライブでない場合は、ホット・スワップが可能です。

テープ・ドライブを交換するには、次のようにします。

  1. リカバリ・アプライアンスsbt_libraryを一時停止します。

    exec dbms_ra.pause_sbt_library(lib_name=>'ROBOT0');
  2. このテープ・ドライブのアクティビティを静止します。
  3. ブラウザを使用して、SL150リモート・インタフェースにログインします。
  4. (オプション)位置特定ライブラリ・インジケータを有効にします
  5. テープ・ドライブを取り外すための準備をします。
    1. リモート・インタフェースの左側にある「ライブラリ」をクリックします。
    2. 交換するドライブにカーソルを移動します。
    3. ドライブ・アイコンをクリックして、ドライブの取外しを選択します。
    4. 確認ダイアログ・ボックスで「OK 」をクリックします。ドライブ・トレーの背面にある物理的なLEDが点灯して、ドライブの取外し準備ができていることを示します。
  6. テープ・ドライブを取り外します。
    1. ライブラリの背面にアクセスします(該当する場合はラックの背面ドアを開けます)。
    2. 青色のLED (ドライブの取外し準備ができていることを示す)が点灯しているテープ・ドライブを見つけます。
    3. インタフェース・ケーブルにラベルが付いていることを確認します。必要に応じて、ラベルを貼り付けます。
    4. ドライブ・トレーの左側にあるジャックからケーブルを取り外します。
    5. ドライブ・トレーの脱落防止機構付きつまみねじを緩めます。
    6. ドライブ・トレーをつかみ、ライブラリのドライブ・スロットから引き出し、静電気防止面に平らな状態で立てて置きます。

    注意:

    ESDの損傷。電子部品または電気接点に触れないでください。
  7. 交換用のドライブをパッケージから取り出します。
  8. テープ・ドライブを交換します。
    1. ドライブ・トレーの背面の角をつかみます。
    2. ドライブ・トレーの前面をモジュール・ドライブ・スロット内に導きます。
    3. ドライブ・トレーをドライブ・スロットに完全に押し込みます。
    4. ドライブ・トレーの背面にあるLEDがアクティブになっていることを確認します。
    5. ドライブ・トレーの両側にある脱落防止機能付きつまみねじをしっかりと締めて、トレーがどの方向にも動かないようにします。
  9. ロボットCRUの位置特定インジケータを押して、消灯します(点灯している場合)。
  10. Web GUIまたはフロント操作パネルから、ライブラリがそのドライブを認識していることを確認します。
  11. ドライブ・ポートが有効にされていることを確認します。ドライブのプロパティを表示し、必要に応じてドライブの設定を変更します。
  12. インタフェースとイーサネット・ケーブルをドライブ・トレーの左側にある適切なジャックにつなぎます。
  13. SL150リモート・インタフェースからログアウトするか、タッチ・スクリーンをホームに戻します。
  14. obtoolを実行して、ドライブ・オブジェクトのシリアル番号を更新します。
    obtool chdev -S <drive_object_replaced> | obtool chdev -S robot0_tape03
  15. ZDLRAのsbt_ libraryを再開します。

    exec dbms_ra.resume_sbt_library(lib_name=>'ROBOT0');

前述のステップの多くは、StorageTek SL150 Modular Tape Library [VCAP]のテープ・ドライブCRUの取外し/交換を行う方法(ドキュメントID 1473764.1)で説明されています。