データベースの保護解除とクリーン・アップ
このタスクでは、データベースのリカバリ保護が不要になった場合に、データベースの登録解除およびリカバリ・アプライアンスからのバックアップ・ファイルの削除のプロセスを完了する方法を示します。リカバリ・アプライアンスはデルタ・バックアップ・ピースを使用してほとんどのリカバリ作業を実行しますが、リアルタイムREDOログのターゲットとして登録することでデータ損失ゼロを実現します。
データベースのリカバリ保護が不要になった場合、データベースおよびリカバリ・アプライアンスに適切な構成の変更が必要です。これらの変更は、次のとおりです:
- データベースがREDOログをリカバリ・アプライアンスに送信しないようにします。
- データベースがバックアップを生成しないようにします。
- リカバリ・アプライアンスからデータベースの古いバックアップ・ファイルを削除します(数日のプロセス)。
- 今後データベースのバックアップを保存しないようにリカバリ・アプライアンスに通知します。
RMANでは、アーカイブ・ログを複数の宛先に送信することがサポートされています。log_archive_dest_1はローカル・ディスク・ドライブへのバックアップで、log_archive_dest_2からlog_archive_dest_30は物理スタンバイ・サーバーやリカバリ・アプライアンスなどの他の宛先に対して構成できます。RMANは、別のテープ・バックアップ・デバイスとしてリカバリ・アプライアンスを表示します。
リアルタイムREDOトランスポートの無効化
このタスクでは、リカバリ・アプライアンスへのREDOログの転送を停止するようにデータベースを構成します。
リカバリ・アプライアンスはデルタ・バックアップ・ピースを使用してほとんどのリカバリ作業を実行しますが、リアルタイムREDOログのターゲットとして登録することでデータ損失ゼロを実現します。したがって、データベースでリカバリ保護が不要になった場合は、REDOトランスポートをオフにする必要があります。
- Enterprise Managerに
sysmanまたは同等のターゲット・レベル・アクセスとしてログインします。 - 保護が必要なくなったデータベースに移動します。この例では、名前は"cont001_"で始まります。
- 「バックアップ設定」領域および「デバイス」タブで、データベースに関連付けられているリカバリ・アプライアンスを選択します。
- 「リアルタイムREDOトランスポートの有効化」のチェック・ボックスの選択を解除します。
