Cloud Controlを使用した保護されたデータベースのバックアップのモニタリング

Cloud Controlはレポート機能を備え、保護されたデータベースのバックアップおよびリカバリ・ジョブのステータスをモニターおよび変更することもできます。

保護されたデータベースのバックアップ・レポートの表示

Cloud Controlのバックアップ・レポートには、特定の保護されたデータベースに対して実行されたすべてのバックアップおよびリカバリ・ジョブに関する詳細が表示されます。目的のレポート期間に基づいて、このレポートに表示されるデータをフィルタ処理できます。

保護されたデータベースのバックアップ・レポートを表示するには:

  1. 「Cloud Controlを使用した保護されたデータベースのホーム・ページへのアクセス」の説明に従って、保護されたデータベースのホーム・ページにアクセスします。
  2. 「可用性」メニューから「バックアップとリカバリ」を選択し、次に「バックアップ・レポート」を選択します。
    これにより、DBログイン・ページが表示されます。
  3. 適切なログイン資格証明を入力します。

    「バックアップ・レポートの表示」ページが表示されます。

    図5-2 保護されたデータベースのバックアップ・レポート

    図5-2の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
    「図5-2 保護されたデータベースのバックアップ・レポート」の説明
  4. (オプション)各列の上にあるフィールドを使用して、レポートのバックアップのリストをフィルタ処理します。「バックアップ名」、「ステータス」、「コマンド」、「タイプ」、「ターゲット」、「開始時間」および「所要時間」でフィルタ処理できます。
  5. (オプション)「範囲の表示」コントロールを使用すると、レポートに適切な期間を選択できます。
  6. (オプション)「リカバリ・ウィンドウ」コントロールには、リカバリ・ウィンドウの設定および保護期間の日数が表示されます。
  7. レポートにリストされたバックアップの詳細を表示するには、その行をクリックします。

    ページの下部の新しい領域には、選択したバックアップに関する情報が表示される3つのタブがあります。

    • エンド・ツー・エンド・サマリー
    • 出力
    • 入力

エンドツーエンド・サマリー・バックアップ・レポート

保護されたデータベースのバックアップ・レポートのエンドツーエンド・サマリーを表示するには:

  1. 「バックアップ・レポートの表示」ページに移動します。
  2. バックアップ・レポートのリストから、確認するレポートを選択します。
    下部のセクションには、「入力」「出力」および「エンドツーエンド・サマリー」の3つのタブがあります。
  3. 「エンドツーエンド・サマリー」タブをクリックします。

    その特定のバックアップ・レポートについて、エンドツーエンド・サマリー表には、バックアップ操作、そのソース、宛先、データ転送速度および結果のバックアップを含む埋込み表が含まれます。

    結果のバックアップ表には、記憶域、入力タイプ、出力タイプ、バックアップ・レベル、リストア・サイズおよび完了時間が含まれます。

出力のバックアップ・レポートの表示

保護されたデータベースのバックアップ・レポート出力を表示するには:

  1. 「バックアップ・レポートの表示」ページに移動します。
  2. バックアップ・レポートのリストから、確認するレポートを選択します。
    下部のセクションには、「入力」「出力」および「エンドツーエンド・サマリー」の3つのタブがあります。
  3. 「出力」タブをクリックします。

    その特定のバックアップ・レポートでは、「出力」タブは、バックアップ・セットおよびバックアップ・ピースに関する情報を提供するセクションに分かれています。

入力

保護されたデータベースのバックアップ・レポート入力を表示するには:

  1. 「バックアップ・レポートの表示」ページに移動します。
  2. バックアップ・レポートのリストから、確認するレポートを選択します。
    下部のセクションには、「入力」「出力」および「エンドツーエンド・サマリー」の3つのタブがあります。
  3. 「入力」タブをクリックします。

    その特定のバックアップ・レポートでは、「入力」タブは、データファイル、アーカイブ・ログ、制御ファイルおよびコンテナと表領域に関する情報を提供するセクションに分かれています。

保護されたデータベースのバックアップ・ジョブのステータスの表示

ジョブ・アクティビティ・レポートには、保護されたデータベースのアクティブなジョブ、完了したジョブ、失敗したジョブの詳細が表示されます。

このレポートでは次のタスクを実行できます。

  • ジョブ別の追加詳細の表示

  • 現在アクティブなジョブの一時停止、再開または中止

  • スケジュール済ジョブのステータスの変更

保護されたデータベースのジョブのステータスを表示するには:

  1. 「Cloud Controlを使用した保護されたデータベースのホーム・ページへのアクセス」の説明に従って、保護されたデータベースのホーム・ページにアクセスします。
  2. 「Oracleデータベース」メニューから「ジョブ・アクティビティ」を選択します。

    「ジョブ・アクティビティ」ページが表示されます。

  3. 「拡張検索」セクションを使用して、レポートに表示されるジョブのフィルタ条件を指定します。

    次の各フィールドで、レポートに表示されるジョブのフィルタ条件を指定します。

    • 所有者: ジョブの所有者を選択します。

    • 開始: 開始時間を選択します。選択した期間中またはそれより後に開始するようスケジュールされたバックアップ・ジョブが表示されます。たとえば、「過去7日間」を選択すると、過去7日間に開始するようスケジュールされていたジョブが表示されます。

    • ジョブ・タイプ: ジョブのタイプを選択します。たとえば、バックアップ・ジョブを表示するには、「データベースのバックアップ」を選択します。

    • ステータス: ジョブのステータスを選択します。たとえば、現在実行中のジョブを表示するには、「実行中」を選択します。

  4. 「実行」をクリックすると、指定した条件に基づいてレポートが生成されます。図5-3に、データベース・バックアップ・ジョブのジョブ・アクティビティ・レポートを示します。

    図5-3 保護されたデータベースのバックアップ・ジョブのジョブ・アクティビティ・レポート

    図5-3の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
    「図5-3 保護されたデータベースのバックアップ・ジョブのジョブ・アクティビティ・レポート」の説明
  5. 特定のジョブ実行の詳細を表示するには、ジョブを選択して「結果の表示」をクリックします。

    特定のジョブの実行を停止するには、ジョブを選択して「停止」をクリックします。同様に、ジョブの一時停止、再開または削除オプションも使用できます。