保護されたデータベースの操作を管理するEnterprise Manager管理者の作成

Enterprise Manager管理者とは、1つ以上の保護されたデータベースのデータ保護を管理するために必要なロールおよび権限を持つEnterprise Managerユーザーです。

protdb_adminという名前のEnterprise Manager管理者を作成するには:

  1. 他のEnterprise Manager管理者アカウントを作成する権限を持つEnterprise Manager管理者として、Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」メニューから、「セキュリティ」「管理者」の順に選択します。

    管理者ページが表示されます。

  3. 「作成」をクリックして、「管理者の作成: プロパティ」ページを表示します。

  4. 「名前」および「パスワード」の各フィールドに、新しいEnterprise Manager管理者の資格証明を入力します。この例では、Enterprise Manager管理者の名前はprotdb_adminです。

    「パスワード・プロファイル」フィールドではDEFAULTが選択されています。この値を変更する必要はありません。このページの他のフィールドには必要に応じて情報を入力します。

  5. 「次へ」をクリックして、「管理者protdb_adminの作成: ロール」ページを表示します。

  6. EM_USERロールを「使用可能なロール」リストから「選択したロール」リストに移動して、「次へ」をクリックします。

    「管理者protdb_adminの作成: ターゲット権限」ページが表示されます。

  7. 「ターゲット権限」セクションで、新しいEnterprise Manager管理者がアクセスする必要があるすべてのターゲットの権限を追加します。保護されたデータベースの操作を管理する管理者に必要なターゲット権限は次のとおりです。

    • このEnterprise Manager管理ユーザーによって管理される保護されたデータベースに対応するターゲット: 完全権限

    • このEnterprise Manager管理ユーザーによって管理される各保護されたデータベースのホストに対応するターゲット: 完全権限

    • 保護されたデータベースのバックアップの送信先になるリカバリ・アプライアンスに対応するターゲット: 表示権限。

    これらのターゲットに対して権限を追加するには、次のようにします。

    1. 「追加」をクリックして、「検索と追加: ターゲット」ダイアログを表示します。

    2. 「ターゲット名」、「ターゲット・タイプ」、「ホスト上」の各フィルタを使用して、ターゲットを検索します。ターゲットを選択し、「選択」をクリックします。

      選択したターゲットが「ターゲット権限」セクション内のターゲットのリストに追加されます。

    3. 権限は、「すべてに付与」ボタンを使用してリスト内のすべてのターゲットに指定するか、個々のターゲットを選択し、「選択したものに付与」ボタンをクリックして指定できます。いずれの場合も、上で指定したターゲットに適切な権限を後続の権限の割当て画面で選択し、「続行」をクリックして「ターゲット権限」ページに戻ります。

    新しいEnterprise Managerユーザーによって管理されるターゲットごとに、必要に応じてこれらのステップを繰り返します。

  8. 「次へ」をクリックして、「管理者protdb_adminの作成: EMリソース権限」ページを表示します。

  9. 次のステップを実行してください。

    • ジョブ・システム権限の場合は、「権限付与の管理」列の「編集」アイコンをクリックします。「リソース・タイプ権限」セクションで、「作成」を選択してから、「続行」をクリックします。

    • EM管理ユーザーに既存の資格証明へのアクセス権を付与するには、「名前付き資格証明」列の「編集」アイコンをクリックします。「リソース権限」セクションで「追加」をクリックし、このEnterprise Manager管理者に関連付ける必要がある名前付き資格証明を選択します。

  10. 「確認」をクリックして、「管理者protdb_adminの作成: 確認」ページを表示します。

    この新しいユーザーのプロパティ、ロールおよび権限が表示されます。設定を確認し、修正する場合は「戻る」をクリックします。

  11. 「終了」をクリックすると、Enterprise Manager管理者が作成されます。