Cloud Controlを使用した保護されたデータベースのリカバリ

Cloud Controlでは次の手法を使用して、保護されたデータベースをリカバリします。

  • ユーザー指示のリカバリ

    この手法では、指定の基準に基づいて手動リカバリを実行します。それには、リカバリする必要のあるオブジェクト(データベース、データ・ファイル、表領域、アーカイブREDOログ)、完全リカバリまたはPoint-in-Timeリカバリのどちらを実行するか、データベース・ファイルをリカバリする必要のある保存先などの情報を指定する必要があります。

    関連項目:

    ユーザー指示のリカバリを実行する方法の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

Cloud Controlを使用して保護されたデータベースをリカバリするための前提条件

  • 保護されたデータベースがターゲットのリカバリ・アプライアンスに登録されている必要があります。

  • リカバリ・プロセスに必要なバックアップがリカバリ・アプライアンスに格納されている必要があります。Point-in-Timeリカバリを実行する場合は、保護されたデータベースに定義されているリカバリ・ウィンドウ内の任意の時点にリカバリできます。

Cloud Controlを使用したデータベース全体のリカバリ

この項では、Cloud Controlのユーザー指示のリカバリ・プロセスを使用して、保護されたデータベース全体を現在の時間にリカバリする方法について説明します。

保護されたデータベースの完全リカバリを実行するには:

  1. 「Cloud Controlを使用した保護されたデータベースのホーム・ページへのアクセス」の説明に従って、保護されたデータベースのホーム・ページにアクセスします。
  2. 「Cloud Controlを使用して保護されたデータベースをリカバリするための前提条件」で説明している前提条件を満たしていることを確認します。
  3. 「可用性」メニューから「バックアップとリカバリ」を選択し、次に「リカバリの実行」を選択します。

    「リカバリの実行」ページが表示されます。

  4. 「ユーザー指示のリカバリ」セクションで、次のオプションを選択します。
    • 「リカバリの有効範囲」で「データベース全体」を選択します。

    • 「操作タイプ」で「現在の時間または前のPoint-in-Timeへのリカバリ」を選択します。

  5. 「リカバリ」をクリックして、「データベース全体のリカバリの実行: Point-in-Time」ページを表示します。
  6. 「現在の時間へのリカバリ」を選択して、「次へ」をクリックします。

    「データベース全体のリカバリの実行: 名前の変更」ページが表示されます。

  7. 「いいえ。デフォルトの場所にファイルをリストアします。」を選択し、「次へ」をクリックします。

    「データベース全体のリカバリの実行: スケジュール」ページが表示されます。

  8. (オプション)「ジョブ名」および「ジョブの説明」に入力されているデフォルト名を変更します。
  9. 「次へ」をクリックして、「データベース全体のリカバリの実行: 確認」ページを表示します。
  10. (オプション)このリカバリ・ジョブに対して生成されたRMANスクリプトを編集するには、「RMANスクリプトの編集」をクリックします。
  11. 「ジョブの発行」をクリックします。

    ジョブが正常に発行されたことを示すメッセージが表示されます。

  12. 「ジョブの表示」をクリックします。

    ジョブ実行の詳細が記載された「ジョブ」ページが表示されます。「サマリー」セクションに、ジョブのタイプ、保護されたデータベース名、SID、リカバリ・アプライアンス・カタログのユーザー名などの情報が表示されます。「サマリー」ページの下部にある表には、実行ステップとそのステータスが表示されます。