トラフィックのトレース・ツールの使用

トラフィックのトレース・ツールを使用して、ネットワーク・トラフィック・ログをリアルタイムで簡単に表示し、取得して、さらに診断するためにインポートします。

Oracle Smart View for Officeの組込みのトラフィックのトレース・ツールは、ユーザーがSmart Viewに固有のネットワーク・トラフィック詳細をリアルタイムで表示および取得し、問題をデバッグするためのOracle Supportの機能を改善するのに役立ちます。

トラフィックのトレース・ツールは、Smart Viewリリース24.200以降で使用できます。

トラフィックのトレース・ツールを使用して、次のことができます:

ネットワーク・トラフィック・ログの表示および取得

ネットワーク・トラフィック・トレースを開始する前に診断を開始することも、最初に診断を開始せずにネットワーク・トラフィックのトレースを直接開始することもできます。「診断の開始」オプションを使用すると、ネットワーク・トラフィック・ログも取得されます。ただし、「トラフィックのトレース」オプションを使用すると、「ネットワーク・トラフィック・トレース」ダイアログでリクエスト・ログおよびレスポンス・ログをリアルタイムで表示できます。

ネットワーク・トラフィック・ログをリアルタイムで表示および取得するには:

  1. Smart Viewリボン「診断」で、「トラフィックのトレース」をクリックします。

    ノート:

    「診断」グループ・アクションは、「オプション」ダイアログの「詳細」タブで「Smart Viewリボンの診断グループを表示」オプションを有効にすると、Smart Viewリボンに表示されます。

  2. 「ネットワーク・トラフィック・トレース」ダイアログで、「取得」リストから「Smart Viewトラフィック」オプションを選択し、「取得の開始」をクリックします。

    リクエスト・ログとレスポンス・ログで構成されるネットワーク・トラフィックの詳細を時系列で取得できます。

    • 各ログ・エントリのリクエストおよびレスポンスのタイムスタンプを表示するには、「時間の表示」チェック・ボックスを選択します
    • 「ネットワーク・トラフィック・トレース」ダイアログで現在のセッションで表示できるすべてのリクエストおよびレスポンスをクリアするには、「クリア」をクリックします。ビューのみがクリアされることに注意してください。ネットワーク・トラフィック・ログ・ファイルは、診断フォルダから削除されません。

    ノート:

    • クリックすると、「取得の開始」ボタンが「取得の停止」に切り替わります。
    • 最初に診断を開始しなくても、トラフィックのトレースをいつでも開始できます。「ネットワーク・トラフィック・トレース」ダイアログで「取得の開始」をクリックすると、「診断の開始」メニューが自動的に「診断の停止」に切り替わり、トラフィック詳細とともに診断が取得されることを示します。
  3. トレースするアクションを取得したら、「取得の停止」をクリックし、「閉じる」をクリックして「ネットワーク・トラフィック・トレース」ダイアログを閉じます。

    ネットワーク・トラフィック・ログは、次のデフォルトの場所にある診断フォルダに格納されます:

    C:\Users\[computeruserfolder]\AppData\Roaming\Oracle\SmartView\Diagnostics

取得したネットワーク・トラフィック・ログのインポート

以前に取得したネットワーク・トラフィック・ログをトラフィックのトレース・ツールにインポートして、さらに診断および分析できます。

ノート:

トラフィックのトレース・ツールにインポートできるのは、Oracle Smart View for Office 24.200以降を使用して生成および取得されたネットワーク・トラフィック・ログのみです。以前のバージョンのSmart Viewを使用して生成された診断ログは、トラフィックのトレース・ツールへのインポートではサポートされていません。

取得したネットワーク・トラフィック・ログをインポートするには:

  1. Smart Viewリボン「診断」で、「トラフィックのトレース」をクリックします。

    ノート:

    「診断」グループ・アクションは、「オプション」ダイアログの「詳細」タブで「Smart Viewリボンの診断グループを表示」オプションを有効にすると、Smart Viewリボンに表示されます。

  2. 「ネットワーク・トラフィック・トレース」ダイアログで、「インポート」をクリックします。フォルダ・セレクタ・ダイアログが起動します。

    診断フォルダのデフォルトの場所が開きます:

    C:\Users\[computeruserfolder]\AppData\Roaming\Oracle\SmartView\Diagnostics

    このフォルダには、少なくとも1つのタイムスタンプ付きフォルダがあります。

  3. ドキュメントをインポートするタイムスタンプ付きのフォルダを選択し、「インポート」をクリックします。

    通常、このトレースを実行する日時に対応するタイムスタンプ付きフォルダを選択します。

    たとえば、フォルダは次のようになります:

    2024-09-10T09.50.45_2712Smart View

    タイムスタンプ付きフォルダ内で、XMLフォルダなどのサブフォルダではなく、タイムスタンプ付きフォルダを選択してください。サブフォルダを選択すると、何もインポートされません。

  4. ログ・エントリごとに、「リクエスト・ヘッダー」、「リクエストCookie」、「リクエスト本文」、「レスポンス・ヘッダー」、「レスポンスCookie」および「レスポンス本文」タブの詳細を確認します。
    • リクエストおよびレスポンス本文の詳細をメモ帳に表示するには、メモ帳で開くをクリックします。
    • 現在のリクエスト・ファイルおよびレスポンス・ファイルが保存されている現在の作業ディレクトリを開くには、「場所を開く」をクリックします。
  5. 「閉じる」をクリックすると、「ネットワーク・トラフィック・トレース」ダイアログが閉じます。