ビジュアライゼーションの共有のためのソーシャル・チャネルの設定

Slack、X、LinkedInなどのソーシャル・チャネルを設定すると、コンテンツ作成者は、データ・ビジュアライゼーションを他のユーザーと簡単に共有できます。

ソーシャル・チャネルでのコンテンツの共有について

管理者は、様々なソーシャル・チャネルを設定できるため、コンテンツ作成者は、LinkedIn、Slack、X (旧Twitter)などのソーシャル・プラットフォームでデータ・ビジュアライゼーションを共有できます。

設定すると、ビジュアライゼーションの「エクスポート」ダイアログに、ソーシャル・チャネルが表示されます。たとえば、Slackを構成してアクティブ化した場合、ユーザーが「エクスポート」アイコンをクリックすると、ビジュアライゼーションをSlackにエクスポートするオプションが表示されます。
ソーシャル・チャネルは「エクスポート」メニューにあります

LinkedInのような一部のソーシャル・チャネルでは、パブリックWebストレージも設定する必要があります。

ソーシャル・チャネル パブリックWebストレージが必要かどうか
LinkedIn
パブリックWebストア
Slack ×
X (旧Twitter) - App ×
X (旧Twitter) - Web Intent
デフォルトで非アクティブ・モードで表示されるソーシャル・チャネル(パブリックWebストアやSlack)もあれば、デフォルトで非表示のものもあります。ソーシャル・チャネルを設定するときに、次のいずれかのステータスを設定できます:
ステータス 説明
アクティブ ソーシャル・メディア・オプションが「エクスポート」ダイアログに表示されます。たとえば、SlackやLinkedInを表示できます。
非アクティブ ソーシャル・メディア・オプション(SlackやLinkedInなど)が「エクスポート」ダイアログに表示されますが、ユーザーがコンテンツを共有するために使用することはできません。ユーザーが非アクティブ・オプションを選択すると、管理者に連絡することを薦めるメッセージが表示されます。
非表示 構成されているかどうかにかかわらず、ソーシャル・メディア・オプションが「エクスポート」ダイアログに表示されません。たとえば、ロールアウトに備えて構成し、将来の日付まで非表示にしておくことができます。

ワークブック・ユーザーによるX (旧Twitter)でのビジュアライゼーションの共有の有効化

管理者は、Oracle AnalyticsにX (旧Twitter)チャネルを設定できるため、コンテンツ作成者は、組織のXのフィードでのツイートとしてデータ・ビジュアライゼーションを共有できます。

Xを使用したコンテンツの共有は、2つの方法で設定できます:

  • Xアプリケーション - このトピックで説明するように、事前に定義したXアプリケーションを使用してコンテンツを共有します。このアプローチをお薦めします。

  • Web Intent - パブリックWebリンクを使用して、Xでコンテンツを共有します。このモードで統合する場合は、パブリックWebストレージを設定および構成する必要があります。ビジュアライゼーションを共有するためのパブリック・コンテナの設定を参照してください。

組織のXアプリケーションを使用し、Oracle Analyticsでデータ・ビジュアライゼーション・ワークブックを共有できるようにするには:

  1. データ・ビジュアライゼーションの共有に使用するXアプリケーションのクライアントIDとクライアント・シークレットの値を取得します。
    1. X Application Manager (たとえばdeveloper.twitter.com)を開きます。
    2. ツイートに使用するアプリケーションをクリックします。
    3. キーとトークン」タブで、「コンシューマ・キー」およびコンシューマ秘密キーの値を取得します。
    4. 「権限」タブで、読取り、書込みおよびダイレクト・メッセージを選択します。
  2. Oracle AnalyticsでXチャネルを構成します。
    1. Oracle Analyticsホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックしてから、「ソーシャル」をクリックします。
    2. 「サービス」で、「Twitter」を選択します。
    3. 「ステータス」「アクティブ」に変更します。
    4. 「アプリケーション名」に、X Application Managerで設定したアプリケーションの名前を入力します。
    5. 「クライアントID」「クライアント・シークレット」に、X Application Managerで取得したコンシューマ・キーとコンシューマ・シークレットの値を入力します(ステップ1)。
    6. 「更新」をクリックします。
    7. 「クリップボードにコピー」をクリックして、Oracle AnalyticsのリダイレクトURLをコピーします。
  3. X Application Managerで、Oracle AnalyticsのコールバックURLを構成します。
    1. X Application Managerで、ツイートに使用するアプリケーションをクリックします。
    2. 「アプリケーション詳細」タブで、「編集」をクリックし、「コールバックURL」フィールドにクリップボードの内容を貼り付けます。
    3. 「保存」をクリックします。
  4. Xチャネルでビジュアライゼーションを共有できることを確認します。
    1. Oracle Analyticsでワークブックを開きます。
    2. 「ビジュアル化」または「解説」キャンバスで、「エクスポート」アイコンをクリックします。
    3. 「Twitter」をクリックします。
    チャネルを正しく設定してアクティブ化すると、Twitter「エクスポート」メニューにオプションとして表示されます。

ワークブック・ユーザーによるLinkedInでのビジュアライゼーションの共有の有効化

管理者は、Oracle AnalyticsにLinkedInチャネルを設定できるため、コンテンツ作成者は、組織のLinkedInのフィードでデータ・ビジュアライゼーションを共有できます。

  1. データ・ビジュアライゼーションの共有に使用するLinkedInアプリケーションのクライアントIDとクライアント・シークレットの値を取得します。
    1. LinkedIn開発者ポータル(linkedin.com/developers/apps)を開きます。
    2. 使用するアプリケーションをクリックします。
    3. 認証ページで、「クライアントID」および「クライアント・シークレット」の値を取得します。
  2. Oracle AnalyticsでLinkedInチャンネルを構成します。
    1. Oracle Analyticsホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックしてから、「ソーシャル」をクリックします。
    2. 「サービス」で、「LinkedIn」を選択します。
    3. 「ステータス」「アクティブ」に変更します。
    4. 「アプリケーション名」に、LinkedIn開発者ポータルで設定したアプリケーションの名前を入力します。
    5. 「クライアントID」および「クライアント・シークレット」に、LinkedIn Developer Portal (ステップ1)で取得した値を入力します。
    6. 「更新」をクリックします。
    7. 「クリップボードにコピー」をクリックして、Oracle AnalyticsのリダイレクトURLをコピーします。
  3. LinkedIn開発者ポータルで、Oracle AnalyticsのリダイレクトURLを構成します。
    1. 使用するアプリケーションを選択します。
    2. 「アプリケーション詳細」タブで、「編集」をクリックし、認可済リダイレクトURLフィールドにクリップボードの内容を貼り付けます。
    3. 「保存」をクリックします。
  4. まだ実行していない場合は、Oracle Cloud上に、Oracle AnalyticsがLinkedInでビジュアライゼーションの共有に使用できるパブリックWebストレージ・コンテナを構成します。
  5. LinkedInチャンネルでビジュアライゼーションを共有できることを確認します。
    1. Oracle Analyticsでワークブックを開きます。
    2. 「ビジュアル化」または「解説」キャンバスで、「エクスポート」アイコンをクリックします。
    3. 「LinkedIn」をクリックします。
    チャネルを正しく設定してアクティブ化すると、LinkedIn「エクスポート」メニューにオプションとして表示されます。

ワークブック・ユーザーによるSlackでのビジュアライゼーションの共有の有効化

管理者は、Oracle AnalyticsにSlackチャンネルを設定できるため、コンテンツ作成者は、組織のSlackアプリケーションでデータ・ビジュアライゼーションを共有できます。

  1. データ・ビジュアライゼーションの共有に使用するSlackアプリケーションのクライアントIDとクライアント・シークレットの値を取得します。
    1. Slackで「Your Apps」ページ(https://api.slack.com/apps)を開きます。
    2. 使用するアプリケーションを選択するか、新しく作成します。
    3. 「基本情報」タブで、アプリケーション資格証明セクションに移動し、「クライアントID」および「クライアント・シークレット」の値を取得します。
  2. Oracle AnalyticsでSlackアプリケーションを構成します。
    1. Oracle Analyticsホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」をクリックしてから、「ソーシャル」をクリックします。
    2. 「サービス」で、「Slack」を選択します。
    3. 「ステータス」「アクティブ」に変更します。
    4. 「アプリケーション名」に、Slackで設定したアプリケーションの名前を入力します。
    5. 「クライアントID」および「クライアント・シークレット」に、Slack (ステップ1)で取得した値を入力します。
    6. 「更新」をクリックします。
    7. 「クリップボードにコピー」をクリックして、Oracle AnalyticsのリダイレクトURLをコピーします。
  3. Slackで、Oracle AnalyticsのコールバックURLを構成します。
    1. Slackで「Your Apps」ページを開きます。
    2. 使用するアプリケーションを選択します。
    3. 「基本情報」タブで、OAuthと権限をクリックします。
    4. 新規リダイレクトURLの追加をクリックし、「リダイレクトURL」フィールドにクリップボードの内容を貼り付け、「追加」をクリックします。
    5. 「URLの保存」をクリックします。
  4. Slackチャンネルでビジュアライゼーションを共有できることを確認します。
    1. Oracle Analyticsでワークブックを開きます。
    2. 「ビジュアル化」または「解説」キャンバスで、「エクスポート」アイコンをクリックします。
    3. 「Slack」をクリックします。
    チャネルを正しく設定してアクティブ化すると、Slack「エクスポート」メニューにオプションとして表示されます。