問合せに回答するためにディメンション論理表ソースを選択する方法

ファクト論理表ソースが選択された後、Oracle Analyticsは、問合せに回答するための最適なディメンション論理表ソースを選択します。

「問合せに回答するためにファクト論理表ソースを選択する方法」を参照してください。

Oracle Analyticsでは次の基準に従って、ディメンション論理表ソースを選択します。基準は、優先度の高いものから低いものへという順番で記載されています。

  • 論理表ソースの優先度グループ - 優先度の高いディメンション論理表ソース・グループが優先度の低いディメンション論理表ソース・グループよりも先に使用されます。グーループ番号が低いほど優先度が高くなります。「論理表ソースの優先順位の割当てについて」を参照してください。

  • 低い結合コスト - すべてのディメンション表ソースに同じ優先度が割り当てられている場合、結合コストが最も低いディメンション論理表ソースが、結合コストの高いディメンション論理表ソースよりも先に選択されます。

  • 上位レベル - 優先度グループと結合コストが同じである場合は、上位レベルの論理表ソースが使用されますが、その理由は、論理表ソースでは結合する行数の低減が要求される可能性があるためです。

  • 「このレベルの要素数」設定 - グレインの比較ができない場合は、「このレベルの要素数」フィールドに指定されている数が考慮されます。

    たとえば、LTS1(year, city)とLTS2(month, state)という、グレインの比較ができない2つの論理表ソースがあるとします。10年、100市、120か月および9都道府県という要素がある場合、LTS1の最悪ケース・サイズは10 x 100 = 1000、LTS2の最悪ケース・サイズは120 x 9 = 1080となります。要素数の合計が最も少ないソースが最も高速であると想定されるため、このシナリオでは、LTS1が選択されます。