プレゼンテーション・レイヤーとは

プレゼンテーション・レイヤーは、ビジネス・モデルのカスタマイズされたセキュアなロールベースのビューをユーザーに提供します。

ロールベースのビューは、オブジェクトのセキュリティを実現するほか、ビジネス・モデルの複雑さを部分的に隠す方法も提供します。

プレゼンテーション・レイヤーで、潜在ファクト列を設定できます。プレゼンテーション・レイヤーの主要機能は、ユーザーの様々なグループにカスタム名、ディクショナリ・エントリ、編成およびセキュリティを提供することです。

プレゼンテーション・レイヤーのビューはサブジェクト領域といいます。サブジェクト・エリアには、プレゼンテーション表、プレゼンテーション列、プレゼンテーション階層およびプレゼンテーション・レベルが表示されています。ビジネス・モデルと同じ内容のサブジェクト領域を作成できる他に、1つのサブジェクトのみの表示や特定のビジネス・ロールのみをサポートするロール・ベースのサブジェクト領域の作成ができます。サブジェクト領域は抽象的なビューではありません。ユーザーの利益になる方法でコンテンツを組織するサブジェクト領域を作成してください。

JDBC接続を使用して、サブジェクト領域を外部から問い合せることができます。この方法でサブジェクト領域にアクセスすると、サブジェクト領域はカタログとして表示されます。

ビジュアライゼーション、分析などのクライアントからの論理SQLリクエストがプレゼンテーション表とプレゼンテーション列を問い合せていても、エンティティ、リレーションシップおよび結合のロジックは論理レイヤーにあります。

論理レイヤーとプレゼンテーション・レイヤーの間ですべての変更を自動的に同期化する手段はありません。たとえば、既存の論理表に論理列を追加した場合や既存の列を編集した場合は、対応するプレゼンテーション・レイヤーの表および列を手動で更新する必要があります。

論理表に大量の変更がある場合やビジネス・モデル全体にも変更がある場合は、対応するプレゼンテーション表またはサブジェクト領域を削除し、更新した論理オブジェクトをプレゼンテーション・レイヤーにドラッグ・アンド・ドロップする方法が最も簡単です。そのため、論理レイヤーが比較的安定するまで待機してから、プレゼンテーション・レイヤーをカスタマイズすることをお薦めします。

「プレゼンテーション・レイヤーの計画」を参照してください。