ブランチの操作
デフォルトでは、セマンティック・モデルのGitリポジトリには1つのデフォルトのメイン・ブランチがあります。ただし、開発目的でリポジトリにブランチを追加できます。
ブランチを作成すると、元のソース・コードに影響を及ぼすことなく、いつでも様々な機能および更新を使用できます。機能開発作業や緊急の製品修正などのためのブランチを作成できます。
新機能の作業を開始したり、ソース・コードの大部分を更新する前に、ローカル・ブランチを作成し、そのローカル・ブランチに変更をコミットすることをお薦めします。このようにすると、変更は元のソース・コードには影響せず、安全にテストおよびレビューできます。
オラクルでは、Gitリポジトリでブランチを操作するという概念を理解していることを前提としています。Gitブランチ・ワークフローの詳細は、https://git-scm.com/docを参照してください。
Oracle Analytics Gitペインには、プッシュ、プル、マージなどのGitの標準リポジトリ開発機能に対応するタブが含まれています。この表は、各タブの使用方法を説明しています。
タブ名 | アイコン | 説明 |
---|---|---|
ステータス | ![]() |
このタブを使用して、未ステージング、ステージング済およびコミット済の変更をリスト表示および管理します。このタブには、マージ競合のあるファイルも表示されます。一部またはすべての変更をステージングしてコミットできます。変更をコミットすると、作業中のブランチに変更が移動します。 |
プル | ![]() |
このタブを使用して、リモート・ブランチの他の開発者によって行われたコミット済の変更をローカル・ブランチにプルします。プルを使用して、最新のコードで作業していることを確実にします。 |
プッシュ | ![]() |
このタブを使用して、ステージング済およびコミット済の変更をリモート・ブランチにプッシュします。リモート・ブランチにプッシュした変更は、そのブランチを使用する他の開発者が使用できます。 |
マージ | ![]() |
このタブを使用して、選択したブランチの内容を現在のブランチにマージし、結果として生じる競合を解決します。「マージ競合の理解と解決」を参照してください。 |
分岐の切替え | ![]() |
このタブを使用して、1つのブランチから別のブランチに変更します。リモート・ブランチに切り替えるには、まずリモート・ブランチからローカル・ブランチを作成する必要があります。必要なブランチを作成するには、「ローカル・ブランチの作成」タブを使用します。 作業中のブランチの名前は、セマンティック・モデラーの見出しに表示されます。 |
ローカル・ブランチの作成 | ![]() |
このタブを使用して、選択したブランチからローカル・ブランチを作成します。別のパブリック・ブランチで作業するのではなく、ローカル・ブランチで作業します。ローカル・ブランチで、ステージングもコミットもされていない変更を行います。他の開発者がこのブランチにアクセスして更新することはできません。ユーザー自身のみがこのブランチを更新できます。 「分岐の切替え」タブを使用してリモート・ブランチに切り替えるには、リモート・ブランチからローカル・ブランチを作成する必要があります。 |
ブランチの削除 | ![]() |
このタブを使用して、ローカル・ブランチの作業が終了した後、そのローカル・ブランチを選択して削除します。 |
Gitプロファイルの管理 | ![]() |
このタブを使用して、プロファイル・キーの再生成またはコピー、プロファイルのGitユーザー名とパスワードの更新、またはプロファイルの削除を行います。「Gitプロファイルの表示および管理」を参照してください。 |