Oracle Cloud Databaseの設定
Oracle Analytics Serverには、様々な必要なデータベース・スキーマをインストールできるOracle Cloudにデプロイされたデータベースへのアクセスが必要です。データベースは、Oracle Analytics Serverと同じリージョンにデプロイされ、Oracle Analytics Serverをデプロイする予定のVCNからアクセス可能である必要があります。データベース・エディションは、Oracle Database Enterprise Edition (EE)バージョン12.1、12.2、18以上または19以上である必要があります。
Oracle Cloud Marketplaceを使用してOracle CloudにOracle Analytics Serverをデプロイする場合、使用するデータベースのデータベース接続文字列およびデータベース管理者資格証明を指定するよう求められます。データベースは、Oracle Cloud仮想マシンDBシステム上のプラガブル・データベース(PDB)である必要があります。ベア・メタルおよび仮想マシンDBシステムの概要に関する項を参照してください。
データベース接続文字列形式を使用する必要があります:<hostname or IP address>:<port>:<PDB_name>.<DB_domain>
たとえば: oasdb.sub12345678901.oasvcn.oraclevcn.com:1512:OASDB1213_pdb1.sub12345678901.oasvcn.oraclevcn.com
ヒント:
Oracle Analytics Serverのデプロイメントをスムーズにするには、開始する前にデータベース接続とデータベース管理者資格証明をテストします。製品スキーマ
Oracle Analytics Serverは、Oracle Cloud Databaseに複数のスキーマをインストールし、それを使用して様々な製品メタデータを格納します。
- <YourSchemaPrefix>_BIPLATFORM - Oracle Analytics
- <YourSchemaPrefix>_IAU - 監査サービス
- <YourSchemaPrefix>_IAU_APPEND- 監査サービス追加
- <YourSchemaPrefix>_IAU_VIEWER - 監査サービス・ビューア
- <YourSchemaPrefix>_MDS - メタデータ・サービス
- <YourSchemaPrefix>_OPSS - Oracle Platform Security Services
- <YourSchemaPrefix>_STB - サービス表
- <YourSchemaPrefix>_WLS - WebLogicサービス
Oracle Cloud Marketplaceを使用してOracle CloudにOracle Analytics Serverをデプロイする場合、これらのデータベース・スキーマの接頭辞と、それらにアクセスするための適切なパスワードを指定するよう求められます。
- データベース・スキーマの接頭辞 - Oracle Analytics Server用に作成された各データベース・スキーマの名前に追加される接頭辞。たとえば、
MyOAS
です。 - データベース・スキーマのパスワード - Oracle Analytics Serverで使用されるデータベース・スキーマにアクセスするためのパスワード。これは新しいパスワードであるため、使用するデータベースのパスワード・ポリシーを満たす適切な値を入力できます。
たとえば、Oracle Cloud仮想マシンDBシステム上のプラガブル・データベース(PDB)には、次のパスワード・ポリシーがあります:
- 最少9文字、最大30文字。
- 少なくとも2つの大文字。
- 少なくとも2つの小文字。
- 少なくとも2つの特殊文字。有効な特殊文字は、アンダースコア(_)、番号記号(#)およびダッシュ(-)です。同じ文字を2つ使用することや、同じ文字2つの組合せを使用することができます。
- 少なくとも2つの数字(0 - 9)。