レポートの電子メール送信と配信の追跡
組織の内部または外部のユーザーに電子メールでレポートを送信するか、エージェントを使用してその他の各種デバイスにレポートを送信します。定期的な日次または週次のレポートにより、すべてのユーザーを最新の状態に保持します。
1回のみ、週次または日次のレポートの電子メール送信
1人以上の受信者に、レポートをカタログから直接電子メール送信します。レポートをこのように配布する方法は簡単であり、レポートをダウンロードして電子メール・クライアントから電子メール送信するよりも迅速です。すべてのユーザーを最新の状態に保持するために、日次または週次の電子メールをスケジュールします。
電子メールまたはエージェント経由で配布するレポートのトラッキング
コンソールで、ユーザーに電子メールで送信することを選択したレポートをトラッキングします。レポートの送信時期や保留中(将来実行するようにスケジュールされている)の項目が迅速に表示されます。同じページで、(スケジュール済または完了済)配信を確認、変更または削除します。
コンソールには、コンテンツを配信するように設定したエージェントも表示されます。このように、すべての配信情報が1箇所にまとめられています。
ステータス別に配信をフィルタすると、最も重要な配信をトラッキングできます。ここで、様々なステータス・メッセージについて説明します。
配信ステータス | 説明 |
---|---|
取消済 |
配信が取り消されました。 ユーザーは自分の配信はすべて取り消すことができます。 |
完了 | 配信は正常に実行されました。 |
無効 |
ユーザーは、カタログ経由で所有している配信またはエージェントを一時的に無効にできます。 たとえば、レポートを編集するか、レポートを表示するユーザーを変更する場合、定義済スケジュールで実行中のジョブを停止します。 |
失敗 |
スケジュールに従って配信が実行されましたが、正常に完了しませんでした。 エラー・アイコン( |
未スケジュール |
配信のスケジュールが設定されていないか、スケジュール済実行日が(将来の日付ではなく)過去の日付です。 |
実行中 | 配信は進行中です。 |
一時停止 |
管理者は他のユーザーが設定した配信を一時的に停止できます。 たとえば、テスト環境から本番環境に移行する前に、管理者はテスト環境で配信を一時停止して、本番環境で再開します。 |
タイムアウト |
完了に時間がかかりすぎたため、配信がタイムアウトしました。 |
再度実行 |
なんらかの問題があります。もう一度配信の実行を試してください。 |
警告 |
スケジュールに従って配信が実行されましたが、100%正常終了ではありませんでした。 たとえば、配信では10人の受信者を指定しますが、電子メール・アドレスの1つが正しくなかったため、9人しか受信しませんでした。 警告アイコン( |
コンソールから配信をトラッキングするには:
配信の受信者の表示および編集
「配信のモニター」ページから、すべての配信の受信者とエージェントを確認および編集できます。複数の配信で受信者を変更する必要がある場合は、「配信のモニター」ページに便利な方法があります。
配信の所有者またはタイム・ゾーンの変更
管理者であれば、1つ以上の配信の所有者またはタイム・ゾーンを変更できます。自分自身を新しい所有者にするか、別のユーザーを選択できます。これは、元の所有者が変わったり組織から離れたりした場合、または異なる環境から移行した後に便利です。タイム・ゾーンの変更オプションは、複数の配信でタイム・ゾーンを変更する必要がある場合にも役立ちます。また、特に便利なのは、異なるタイム・ゾーンの異なる環境から配信を移行する場合です。
たとえば、タイム・ゾーンがローカルの米国時間に正しく設定されているオンプレミスのOracle Analytics Server環境から、異なるタイム・ゾーンの環境に配信を移行するとします。タイム・ゾーンがUTCに変更されるOracle Analytics Cloudに移行した場合、配信の到着が早くなりすぎます。このシナリオでは、すべての配信でタイム・ゾーンを更新する簡単な方法が必要です。
配信スケジュールの復元および有効化
コンテンツをスナップショットから復元する、またはコンテンツを異なる環境から移行すると、スナップショット内のエージェント、分析およびダッシュボードに対して定義された配信スケジュールは、すぐには復元またはアクティブ化されません。システムで配信を復元する準備ができたら、システムで配信スケジュールを有効にするか無効にするかを決定できます。これは、コンテンツの配信をすぐに開始したくない場合に便利です。
たとえば、本番環境を復元する場合、おそらくできるだけ早く配信を再開したいでしょう。一方、テスト環境では、復元後に配信を無効にし、後日アクティブ化することもできます。
配信レポート(CSV)の生成およびダウンロード
管理者の場合、配信の詳細を含むレポートを生成し、分析用にCSV形式でレポートをダウンロードできます。表示を希望する情報のみを含むようにレポートをカスタマイズできます。たとえば、アクティブな配信に関心がある場合は、無効化または一時停止されている配信をレポートから除外するオプションがあります。また、含まれる詳細、およびすべてのユーザーの配信または自分の配信のみを含めるかを制御できます。
配信レポートには、次の情報を含められます:
- 名前 - レポートを配信するエージェントの名前。
- エージェント・パス - レポートを配信しているエージェントの場所。
- コンテンツ・データ - 配信されているレポートの名前。
- コンテンツ・タイプ - レポート内のコンテンツのタイプ。
- 所有者 - 配信を作成したユーザー。
- 繰返し - 配信頻度。1回のみ、日次、週次などです。
- 実行ユーザー - レポートを実行しているユーザー。
- ユーザー受信者 - レポートを受信しているユーザー。
- 電子メール受信者 - レポートを受信しているユーザーの電子メール・アドレス。
- アプリケーション・ロール受信者 - レポートを受信しているアプリケーション・ロール、つまり、レポートを受信しているこれらのアプリケーション・ロールに割り当てられているユーザー。
- 無効 - 配信が無効化されているかどうかを指定します: TRUEまたはFALSE
- 一時停止 - 配信が一時停止されているかどうかを指定します: TRUEまたはFALSE
電子メール・セキュリティ・アラート
電子メールで送信するコンテンツは、暗号化されません。送信するあらゆる機密データを保護するのは、自分の責任です。
「電子メールによるレポートの送信と配信のトラッキング」を参照してください。