odacli update-registry
コマンドを使用したコンポーネントの更新
odacli update-registry
コマンドに関するFAQです。
odacli update-registry
コマンドで--component,-n
を指定してsystem
オプションを指定すると、どのようなコンポーネントが影響を受けますか。
system
コンポーネントは、sysinstance
、gihome
およびdbnode
です。odacli update-registry
コマンドで--component,-n
にsystem
オプションを指定すると、これらのコンポーネントに関連するメタデータがアプライアンス・レジストリ・メタデータで更新されます。
odacli update-registry
コマンドで--component,-n
を指定してall
オプションを指定すると、どのようなコンポーネントが影響を受けますか。
all
を指定すると、更新されるコンポーネントはDB
、dbstorage
、dbhome
およびasr
です。odacli update-registry
コマンドで--component,-n
を指定してall
オプションを指定すると、これらのコンポーネントに関連するメタデータがアプライアンス・レジストリ・メタデータで更新されます。
odacli update-registry
コマンドはどのように機能しますか。
odacli update-registry
コマンドは、srvctl
、crsctl
、sqlplus
、オペレーティング・システム・コマンドなどのコマンドを使用して、コンポーネントに対応する様々なパラメータの値を検出しようとします。問合せが成功し、情報が使用可能な場合、値はアプライアンス・レジストリに書き込まれます。odacli update-registry
コマンドは、コンポーネント関連の問題を構成またはトラブルシューティングしないことに注意してください。
検出できないパラメータとは何ですか。
srvctl
、crsctl
、sqlplus
、オペレーティング・システム・コマンドなどのコマンドを使用して検出できないパラメータ値は、検出できないパラメータです。ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザー・ガイドを参照してください。
odacli update-registry
コマンドはどのような場合に使用しますか。
odacli update-registry
コマンドを使用して、サイクル外のパッチ適用後にコンポーネントdbhome
およびgihome
のアプライアンス・レジストリ・メタデータを検出します。
odacli update-registry
コマンドによって変更される値はどれですか。
dbshape
、dbclass
、enableSEHA
などのOracle Database Applianceに固有の値は、メタデータで同じままです。コンポーネントのパラメータのレジストリ・メタデータが正しくない場合で、検出不可能なパラメータ・セクションでコンポーネントが指定されていない場合、odacli update-registryコマンドを実行すると、コンポーネントが再検出され、メタデータが更新されます。更新される値については、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。-u
オプションを使用して、個々のデータベースまたはdbstorageのレジストリ・メタデータを更新できます。
odacli update-registry
コマンドを実行する前にOracle Database Applianceに固有の値がnullであった場合、コマンドの実行後も同じままになります。このような場合は、Oracle Supportに連絡してください。
-n DB
オプションを使用してデータベース・オプションを指定した場合、odacli update-registry
コマンドによって変更される値は何ですか。
odacli update-registry
コマンドを使用した場合のみ再検出できます。Oracle Database Applianceデプロイメントの外部から移行されたデータベースを検出するには、odacli register-database
コマンドを使用します。データベースの移行の詳細は、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。
-b dbstorage
オプションを使用してデータベース・ストレージ・オプションを指定した場合、odacli update-registry
コマンドによって変更される値は何ですか。
メタデータがすでに存在するdbstoragesは、odacli update-registry
コマンドを使用した場合のみ検出できます。Oracle Database Applianceデプロイメントの外部から移行されたdbstorageを検出するには、odacli create-dbstorage
コマンドを使用します。odacli create-dbstorage
コマンドは、別のdbstorageを作成せず、値を検出し、同じものをメタデータに格納します。Oracle ACFS dbstorageでは、必要に応じてファイル・システムが作成されます。
アプライアンス・レジストリ・メタデータを手動で変更または削除してから、odacli update-registry
コマンドを実行して関連情報を検出できますか。
メタデータからエントリを削除してから、odacli update-registry
コマンドを使用して検出することはサポートされていません。
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