サービスとフィールド・サービスの統合の管理
このタスクでは、Fusion ServiceとOracle Field Service間の統合を管理します。
機能設定マネージャで統合を構成するには:
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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オファリング: サービス
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機能領域: 作業オーダー
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タスク: サービスとフィールド・サービス・クラウドの統合の管理
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設定の前半部分は次の構成コンポーネントで構成されています。
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統合構成: 作業オーダー・エリアのリストと、作業オーダーの作成および編集ページ上のスケジューラの日付とタイム・スロットを取得するために使用される、Oracle Field Service Capacity APIへのポイント・ツー・ポイント・コール。
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接続構成: 作業オーダーの作成時または再スケジュール時に要求された日付とタイム・スロットを選択するために使用される、UIスケジューラ・オブジェクトの構成に使用できるオプション。
リリース11.13.20.10.0以降の統合の場合
使用するOracle Field Service統合オプションの選択
リリース11.13.20.10.0より前の統合の場合は、「編集」をクリックして選択内容を更新します。
作業オーダーの取得
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「バケット・リソース取得」(「Oracle Field Service作業ゾーン・キー定義に基づく」)オプションを選択します。
次に、使用するオプションを選択します。
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「郵便番号」(「郵便番号にのみ設定されたOracle Field Service作業ゾーン・キー定義が必要」)
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「拡張構成」(「Oracle Field Service作業ゾーン・キー定義のフル・サポートを可能にします」)
ノート: このオプションでは、作業オーダー・タイプ・フィールドが作業オーダーにないと、RESTサービス・コールを使用してフィールド・サービスから作業オーダーを取得することができません。 ユーザーのデータ入力の流れをより論理的にするには、作業オーダー作成ページ・レイアウト内のフィールドの順序を変更し、「作業オーダー・エリア」の前に「タイプ」を配置します。 これはアプリケーション・コンポーザで変更できます。作業オーダー・エリアを取得するには、作業ゾーン定義内のすべての作業オーダー・フィールド(タイム・ゾーンおよびタイプを含む)が必要です。
リソースのスケジューリング
使用するリソース・スケジューリングを選択します。
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目標ベース予約(Oracle Field Serviceキャパシティ管理が必要)
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直接割当予約
ノート: 直接割当予約を使用するには、作業オーダー取得の「拡張構成」オプションを選択する必要があります。
Oracle Field Serviceへの接続の構成
次のステップを実行して、Oracle Field Serviceへの接続を構成します
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フィールド・サービス統合で使用するフィールド・サービスAPIベースURLを入力します。
標準のURLスキームは、
<instance_name>.fs.ocs.oraclecloud.com
またはhttps://{alternate_name}.fs.ocs.oraclecloud.com (テストの場合 - <instance_name>.test.fs.ocs.oraclecloud.com
またはhttps://{alternate_name}.test.fs.ocs.oraclecloud.com
)です。 - instance_nameまたは代替名を検索するには: フィールド・サービスで、ユーザー・アバターに移動し、「プリファレンス」セクションで「バージョン情報」をクリックします。
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「クライアントID」に
ics_fsvc_ofsc
を入力します。クライアントIDは、Oracle Field Serviceで作成したアプリケーションからのものです。
ヒント: クライアントIDは、小文字で示されているとおりに入力する必要があります。詳細は、このガイドの「Oracle Field Service構成」の章の「新規アプリケーションの登録」の項を参照してください。 -
「会社名」を入力します。
会社名を検索するには: フィールド・サービス構成で、「一般」セクションの「バージョン情報」をクリックします。 会社名は、情報ページに表示されるインスタンスです。
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「クライアント・シークレット」を入力します。
クライアント・シークレットはOracle Field Serviceで作成したアプリケーションからのものです。
このガイドの「Oracle Field Service構成」の章の「新規アプリケーションの登録」の項を参照してください。
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「接続の検証」をクリックして、フィールド・サービスに接続します。
その後、アプリケーションは、作業オーダーの取得およびリソースのスケジューリングに必要なSOAPおよびRESTサービスにアクセスできるかを確認します。
注意: 統合を有効化する前に、接続を検証する必要があります。
作業オーダー取得接続が検証されると、オプションの横に「使用可能」アイコンが表示され、作業オーダー取得タブがページに表示されます。
リソース・スケジュールについても同様です。 接続が検証されると、「スケジューラ構成」タブがページに表示されます。
「作業オーダー・エリア取得」タブ
適合性算式
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作業オーダー取得を使用する場合は、作業オーダー取得タブで「使用可能」オプションを選択し、フィールド・サービス作業オーダー作成ページで作業オーダー取得を使用できるようにします。
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作業オーダー作成ページでユーザーに表示されるレコードの最大数を入力します。
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「作業スキル」および作業ゾーン適合性算式に入力する設定値については、Oracle Field Service管理者に相談してください。
適合性算式の詳細は、Oracle Field Serviceの管理ガイドを参照してください。
作業ゾーン定義
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「作業ゾーン・キーの取得」をクリックします。 これによりメタデータ・サービスが呼び出され、Oracle Field Serviceから作業ゾーン・キーが取得されます。
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「フィールド・サービス作業ゾーン・キー」にマップする作業オーダー・フィールドを選択します。 フィールドをフィールド・サービス設定と照合します。これは、作業オーダー・エリアを取得するためです。
スケジューラ構成
接続が検証されると、「スケジューラ構成」タブがページに表示されます。
スケジューラ構成を使用している場合は、「リソース・スケジューリング使用可能」チェック・ボックスを選択します。
目標ベース予約
スケジューラには、ユーザーがスケジューリング・サービスのカレンダの使用状況を確認する情報が含まれます。 次の2つの表に、スケジューラの凡例を示します。
スケジューラのカットオフ |
可用性 |
カレンダに表示される色 |
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ハイ・カットオフ |
このハイ・カットオフ値を超えるすべての日時が使用可能なタイム・スロットとしてスケジューリング・カレンダに表示されます。 |
白 |
ロー・カットオフ |
このロー・カットオフ値以下の日時が使用不可能なタイム・スロットとしてスケジューリング・カレンダに表示されます。 |
赤 |
スケジューラのカットオフ |
カレンダに表示される色 |
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ロー・カットオフからハイ・カットオフまでの時間。 |
黄 |
Oracle Field Serviceで割当てが定義されていない |
グレー |
解決期日がSLAに準拠している |
青 |
エージェントが設定された時間枠で予約できないように、現在日バッファを設定できます。 たとえば、使用可能なタイム・スロットが午後3時で、午後3時前の2時間のタイム・スロットのサービスをエージェントに予約させたくない場合、バッファを120分に設定します。 これにより、エージェントによる午後1時から午後3時までの時間のスケジュールが抑制されます。
スケジューラの週の開始日を週の営業開始日に設定します。 これにより、週の営業開始日に開始されるスケジュール・カレンダが設定されます。 たとえば、週の営業開始日が日曜日に始まる場合、カレンダは日曜日から次の土曜日までです。
直接割当予約
直接割当スケジューラは、必要な数だけ作成できます。 アイコンを使用して、表内のスケジュールを追加、編集または複製します。
スケジューラを作成するには:
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「追加」アイコンをクリックします。
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次に対して一意の値を入力します。
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スケジューラ・コード
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スケジューラ名
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摘要
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「作成」をクリックします。
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スケジューラ構成ウィンドウで、「スケジューラの週の開始」をリストから選択します。
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適合性算式の値を選択します。
「作業ゾーン」、「時間」および「スキル」に入力する数値を調整するには、Oracle Field Service管理者に連絡してください。
適合性算式の詳細は、Oracle Field Serviceガイドを参照してください。
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「OK」をクリックします。
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アクティブにするスケジューラの「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。
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スケジューラにロールを割り当てるには、「追加」アイコンをクリックして、リストから1つ以上のロールを選択します。 特定のロールを選択しない場合は、「すべて」を選択することもできます。
ユーザーが作業オーダーを作成または再スケジュールする場合、「スケジューラ」ページには、表内のアクティブなスケジューラの順序で、どの基準を満たしているかに基づいてスケジューラが表示されます。 スケジューラは、「処理」メニューから、または「順序変更」アイコンを使用して順序変更できます。
仕組み:
アプリケーションは、最初のアクティブなスケジューラから順にスケジューラのリストを参照し、そのスケジューラがスケジューラの基準を満たしているかどうかを評価します。 満たしている場合、ユーザーにはそのスケジューラが表示されます。 そうでない場合、基準が満たされるまで、アプリケーションは表内の次のアクティブなスケジューラに移動します。
たとえば、表にスケジューラが2つあるとします。 スケジューラ#1には顧客サービス担当ロールがあります。 スケジューラ#2には顧客サービス・マネージャ・ロールがあります。 作業オーダーの作成(または再スケジュール)中に顧客サービス・マネージャ・ユーザーがスケジューラをクリックすると、スケジューラ#1がロール基準を満たしていないため、スケジューラはスケジューラ#2に基づいて移入されます。
「サービスとOracle Field Serviceの統合の管理」ページで「保存」をクリックすることを忘れないでください。