ユーザーはどのようにしてSalesとServiceの両方のアプリケーションにアクセスできますか。
Oracle Cloudアプリケーションを受け取ると、その機能およびデータへのアクセスは、ロールベースのアクセス制御セキュリティ・モデルを使用して保護されます。 ロールベースのアクセス制御セキュリティ・モデルでは、保護されたリソースへのアクセス権限が割り当てられているロールをユーザーに提供します。 ユーザーは、必要なロールを持っているかぎり、両方のアプリケーションにアクセスできます。
Oracleには、営業およびサービス・アプリケーションのセキュリティ・リファレンス実装の一部として、多数の事前定義済ジョブ・ロールと抽象ロールが用意されています。
営業ロール
営業ユーザー用に事前定義されたジョブ・ロールを次に示します:
- チャネル・アカウント・マネージャ
- チャネル運用マネージャ
- チャネル営業マネージャ
- 顧客契約管理者
- 顧客データ・スチュワード
- 顧客関係管理アプリケーション管理者
- データ・スチュワード・マネージャ
- 企業契約管理者
- 企業契約マネージャ
- インセンティブ報酬マネージャ
- インセンティブ報酬プラン管理者
- インセンティブ報酬アナリスト
- インサイド・セールス・マネージャ
- インサイド・セールス担当
- マーケティング・マネージャ
- マーケティング・オペレーション・マネージャ
- マーケティングVP
- マスター・データ管理アプリケーション管理者
- パートナ管理者
- パートナ営業マネージャ
- パートナ営業担当
- 営業管理者
- 営業アナリスト
- 販売カタログ管理者
- 営業リード・クオリファイア
- 営業マネージャ
- 営業担当
- 営業部長
- サプライヤ契約管理者
また、従業員である営業ユーザーが作業を実行できるように、次の抽象ロールを営業ユーザーに割り当てます:
- 従業員
- リソース
インセンティブ報酬機能を使用している場合は、次の抽象ロールをユーザーに割り当てることもできます:
- インセンティブ報酬参加者
- インセンティブ報酬参加者マネージャ
サービス・ロール
多くのジョブ・ロールと職務ロールは、サービス・オファリングで事前定義されています。 この製品領域に固有の事前定義済ジョブ・ロールは次のとおりです:
- チャット・エージェント
- 顧客サービス・マネージャ
- 顧客サービス担当
- ナレッジ・アナリスト
- ナレッジ・マネージャ
- フィールド・サービス技術者
- 内部ヘルプ・デスク管理者
- 内部ヘルプ・デスク・エージェント
- 内部ヘルプ・デスク・マネージャ
- ケース・マネージャ
- ケース・ワーカー
事前定義済ロールの割当てに関するガイダンス
セキュリティ管理者は、割当にすぐに使用できる事前定義済ロールおよび権限にアクセスできます。 ただし、それらのロールをそのまま割り当てる前に、すべての権限セットを使用してユーザーのニーズを評価する必要があります。
事前定義済のロールと権限をそのまま割り当てると、すべてのデータと機能へのフル・アクセス権を持つユーザーに付与されます。 ビジネス・ニーズを特定しないそのような無制限のアクセスは、セキュリティ上の懸念を引き起こす可能性があります。 また、割り当てられた権限は、クラウド・サービスを購入したかどうかに関係なく、サブスクリプションを消費する要因となる可能性があります。 サブスクリプションに影響するすべての事前定義済ロールの詳細なリストは、参照できます。 スプレッドシート「サブスクリプションに影響する事前定義済ロール」を参照してください。
特定の事前定義済ロールをそのまま割り当てるという要件または推奨事項がわかっている場合は、それを実行しても問題ありません。 たとえば、アプリケーションの設定時にのみ、事前定義済アプリケーション実装コンサルタント・ロールをそのまま割り当てる必要がある場合があります。 設定が完了したら、割当を解除できます。 それ以外の場合は、事前定義されたロールのコピーを常に作成し、不要な権限を削除して、必要な権限のみを割り当てることをお薦めします。 このようにすると、ビジネス・ニーズに基づいて、サブスクリプションの使用状況が管理された方法でヒットします。
詳細は、「アプリケーションの保護」ガイドのユーザーおよびロール・プロビジョニングの設定オプションおよびその他の関連トピックを参照してください。
Sales and Fusion Serviceのロールおよび権限の完全なリストは、「Sales and Fusion Serviceのセキュリティ・リファレンス」ガイドを参照してください。