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OR演算子を使用した変移ルールの例

このトピックの例では、OR演算子を使用する変移ルールのサンプル構成を示します。 またこの例では、そのルールが対応する潜在的ライフ・イベントを処理中にどう評価するかについても説明します。

変移ルールは、「プラン構成」作業領域の「ライフ・イベントの管理」タスクを使用して作成します。

OR演算子を使用したライフ・イベントの組合せ

次のシナリオについて考えます。

  • HR担当者が新規採用従業員の情報を入力する際には、複数のライフ・イベントが発生することがあります(新規採用、婚姻、扶養家族増加など)。

  • これらのイベントの発生日の差が10日以内である場合、それらのイベントを「新規採用」イベントに変移し、他のイベントを無効化します。

  • もっとも早いライフ・イベント日を、結果イベントの発生日として使用します。

「変移ルールの作成」ページで変移ルールを作成するために、次の情報を指定します。

フィールド

選択したライフ・イベント

次の値を選択します。

  • 新規採用

  • 婚姻

  • 扶養家族増加

演算子

OR

結果イベント名

新規採用

ライフ・イベント発生日

最早ライフ・イベント発生日

近接性日数

10

失われるイベントの処理

一致するライフ・イベントの無効化

次の表は、加入評価処理での変移ルールの評価方法を複数のシナリオで説明したものです。

シナリオ

プロセスの処理

シナリオ:

  1. 2015年9月13日に、「新規採用」イベントが発生します

  2. 2015年9月16日に、「婚姻」イベントが発生します

  3. 2015年9月18日に、「扶養家族増加」イベントが発生します

  4. 2015年9月19日に、加入評価プロセスが実行されます

このプロセスでは次のことが行われます。

  1. 「婚姻」イベントと「扶養家族増加」を無効化します

  2. 「新規採用」イベントの発生日を、2015年9月13日に設定します

  3. 「新規採用」イベントを処理します

シナリオ:

  1. 2015年9月13日に、「新規採用」イベントが発生します

  2. 2015年9月25日に、「扶養家族増加」イベントが発生します

  3. 2015年9月29日に、「婚姻」イベントが発生します

  4. 2015年9月30日に、加入評価プロセスが実行されます

このプロセスでは次のことが行われます。

  1. 「新規採用」ライフ・イベントの発生日を、2015年9月13日に設定します

  2. 「新規採用」イベントを処理します

次のイベントが最早イベントの近接性日数(10日間)以内に発生しなかったため、変移ルールはこれらのイベントを処理しません。

  • 「扶養家族増加」イベント

  • 「婚姻」イベント

これらのイベントは、「検出」ステータスのまま維持されます。

シナリオ:

  1. 2015年9月13日に、「新規採用」イベントが発生します

  2. 2015年9月14日に、加入評価プロセスが実行されます

  3. 2015年9月16日に、「扶養家族増加」イベントが発生します

  4. 2015年9月19日に、「婚姻」イベントが発生します

  5. 2015年9月20日に、加入評価プロセスが実行されます

2015年9月14日に実行された場合、プロセスは:

  1. 「新規採用」イベントの発生日を、2015年9月13日に設定します

  2. 「新規採用」イベントを処理します

2015年9月20日に実行された場合、プロセスは:

  1. 「婚姻」イベントと「扶養家族増加」を無効化します

  2. 「新規採用」イベントを作成し、その発生日を2015年9月16日に割り当てます