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加入処理による変移ルールと適時性ルールの評価方法

適時性ルールを使用してライフ・イベントを構成した場合、加入評価処理では変移ルールより先に適時性ルールが評価されます。 このトピックでは、変移ルールと適時性ルールのサンプル構成を使用して、加入評価処理がこのようなイベントをどのように評価するかを説明します。

変移ルール・イベントと適時性評価ルール・イベント

次のように構成したとします。

  • 「異動」イベントと「居住地変更」イベントの発生日の差が5日以内である場合に、それらのイベントを結果の「居住地変更」イベントに変移する変移ルール。 結果イベントの発生日は最早ライフ・イベントの日付に構成しました

  • 「婚姻」イベントの適時性評価ルール。 プロセス実行日から90日以上過ぎて発生したイベントについては、イベント・ステータスを「手動」に設定します

次の表は、加入評価処理でのライフ・イベントの評価方法を複数のシナリオで説明したものです。

シナリオ

イベント

適時性ルールを使用して構成されたライフ・イベントが、変移ルール・ライフ・イベントの組合せよりも先に発生します

  1. 2015年5月1日に、福利厚生管理者が「婚姻」イベントを入力します。 このライフ・イベントは本来、2015年1月1日に発生しました。

  2. 2015年1月10日に、「異動」イベントが発生します。

  3. 2015年1月12日に、「居住地変更」イベントが発生します。

  4. 2015年5月5日に、加入評価プロセスが実行されます。 このプロセスは、「婚姻」イベントを評価せず、イベントも変移しません。 理由は次のとおりです。

    • 「婚姻」イベントが、「異動」イベントや「居住地変更」イベントよりも先に発生した。

    • このプロセスは、イベントに対して実行する処理をユーザーが決定するまで、「婚姻」イベントより後に発生する他のイベントを評価しない。

適時性ルールを使用して構成されたライフ・イベントが、変移ルール・ライフ・イベントの組合せよりも後に発生します

  1. 2015年1月1日に、「異動」イベントが発生します。

  2. 2015年1月3日に、「事業所変更」イベントが発生します。

  3. 2015年5月1日に、福利厚生管理者が「婚姻」イベントを入力します。 このライフ・イベントは本来、2015年1月10日に発生しました。

  4. 2015年5月5日に、加入評価プロセスが実行されます。 このプロセスでは次のことが行われます。

    • 「婚姻」イベントのステータスを、適時性ルールに応じて「手動」に設定します。

    • 変移ルールに応じて、「異動」イベントを無効化します。

    • 「居住地変更」イベントを処理します。