受入トランザクション・プロセッサ
受入トランザクション・プロセッサは、待ち状態または未処理の受入トランザクションを処理します。 このバックグラウンド・プロセスは、受入を作成するたびにトリガーされます。
受入トランザクション・プロセッサの重要な機能は、次のとおりです。
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受入トランザクション・プロセッサの処理モード
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受入トランザクション・プロセッサの機能
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受入トランザクション・プロセッサの実行
受入トランザクション・プロセッサの処理モード
受入トランザクション・プロセッサは、プロファイル・オプションで設定された処理モードに基づいて、待ち状態または未処理の受入トランザクションを処理します。 処理モード・オプションは、サイト・レベル、アプリケーション・レベル、職責レベルおよびユーザー・レベルで設定できます。
処理モード・オプションは次のとおりです。
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オンライン: 「オンライン」処理モードでは、作業を保存すると受入トランザクション・プロセッサがコールされます。
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即時: 「即時」処理モードでは、作業を保存すると、受入フォームによって、前回の作業の保存以降に入力したトランザクションのグループに対して受入トランザクション・プロセッサがコールされます。
これは、特定のトランザクション・グループです。 他のグループに属するトランザクション(たとえば、「バッチ」処理モードで別のユーザーが入力したトランザクションなど)は含まれません。
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バッチ: 「バッチ」処理モードでは、受入フォームによってトランザクション情報が受入インタフェース表に挿入されます。
これらのトランザクションは、受入トランザクション・プロセッサを実行するまでインタフェース表に残ります。 Oracle Receivingではすべての待ち状態のトランザクションが考慮されますが、トランザクションが処理されるまでトランザクション履歴、ソース文書および供給情報は更新されません。
指定した間隔で受入トランザクション・プロセッサが実行されるように「標準レポート発行」パラメータを設定すると、待ち状態のトランザクションを必要な間隔で処理できます。
受入トランザクション・プロセッサの機能
受入トランザクション・プロセッサは次の機能を実行します。
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受入オープン・インタフェースで、事前シップメント通知および事前シップメント請求通知の情報を検証します。
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値を導出して受入オープン・インタフェースのデフォルトに設定します。
たとえば、特定の値またはフィールドが受け入れられていない場合、受入オープン・インタフェースはデフォルト設定ルールおよび導出ルールを使用して値の導出を試行します。
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移動中シップメントの受入ヘッダーを作成します。
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すべての受入の受入明細を作成します。
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トランザクション履歴情報を保守します。
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ロットおよびシリアルのトランザクション履歴を保守します。
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未請求の受入債務を経過勘定します。
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購買オーダー数量(受入済数量、棚入数量、検収済数量および拒否済数量)を保守します。
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受入のために購買オーダーをクローズします。
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購買依頼数量(受入済数量および棚入数量)を保守します。
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供給情報を保守します。
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在庫情報を保守します(搬送先タイプが「在庫」の場合)。
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税金決定要因を保守します。
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棚入、訂正および返品時に税金決定要因を在庫に転送して、手持残高の精度を維持します。
受入トランザクション・プロセッサの実行
受入トランザクション・プロセッサを実行するには:
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「要求の送信」ウィンドウにナビゲートします。
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最初のフィールドで、「要求」を選択します。
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「名前」フィールドで、「受入トランザクションの管理」を選択します。
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「送信」をクリックして、プロセスを開始します。