チャネル・バッチの経過勘定の作成
「チャネル・バッチの経過勘定の作成」スケジュール済プロセスを使用して、チャネル文書トランザクションの適格性をチェックし、適格なトランザクションのチャネル・プログラム経過勘定エントリを作成します。
サプライ・チェーン・アプリケーション管理者は、オンデマンドでチャネル経過勘定を作成することも、定期的にバッチ・プロセスとしてスケジュールすることもできます。
仕入先リベート取引
サプライヤ・リベート経過勘定をトリガーするチャネル設定イベントが受入トランザクションの場合、バッチ・ラインが適格な場合は経過勘定を作成します。
サプライヤ・リベート発生主義をトリガーするチャネル設定イベントがサプライヤ請求書の場合、チャネルはサプライヤ請求書を買掛管理から直接受け取るか、CSVファイルを使用してインポートします。
- バッチ・ラインが適格であるが請求されていない場合は、オープン経過勘定を作成します。
- 適格で請求済の場合は、獲得済経過勘定を作成します。
たとえば、数量が10ユニットの受入トランザクションは、8ユニットの数量に対して請求できます。 ここでは、オープン経過勘定は数量2単位で記録され、取得済経過勘定は8単位で記録されます。
顧客リベート取引:
CSVファイルを使用してインポートされた適格な販売請求書に対して実現経過勘定が作成されます。
使用する場合
チャネル・バッチの経過勘定の作成プロセスを使用して、サプライヤ・リベート・プログラムおよび顧客リベート・プログラムの経過勘定を作成します。
サプライヤ・リベート・トランザクションを処理するためのバッチは、次のいずれかによって作成されます:
- トランザクションのロード・プロセスを使用してChannel Revenue Managementにロードされた、Oracle ReceivingからのトランザクションまたはOracle Payablesからのサプライヤ請求書の受入。 トランザクションのロード・プロセスが正常に実行されるたびに、新しいバッチが作成されます。
- CSVファイルを使用してChannel Revenue Managementにインポートされたサプライヤ請求書。 インポートが成功するたびに、新しいバッチが作成されます。
顧客リベート・トランザクションを処理するためのバッチは、次によって作成されます:
- CSVファイルを使用してChannel Revenue Managementにインポートされた売上請求書です。 インポートが成功するたびに、新しいバッチが作成されます。
必要な権限
- チャネル・バッチの経過勘定の作成(CJM_CREATE_ACCRUALS_FOR_CHANNEL_BATCH_PRIV)
仕様
これらの仕様は、スケジュール済プロセスの実行時に使用します。
仕様 | 説明 |
---|---|
ジョブ・タイプ | 予定済 |
頻度 | プロセスを1日1回実行するようにスケジュールすることをお薦めします。 スケジュールの頻度は、トランザクションのロードやトランザクション・データのインポート頻度によって決定する必要があります。 |
時間 | オフ・ピーク時間帯にこのプロセスを実行することが推奨されていても、いつでも可能です。 |
期間 | 選択されたパラメータおよび処理されるデータの量に応じて異なります。 |
互換性 | 特定のビジネス・ユニットに対して、どの時点で実行されているジョブのインスタンスは1つのみである必要があります。 |
パラメータ
パラメータ | オプションまたは必須 | 説明 | パラメータ値 | 特別な組合せが必要 | ノート |
---|---|---|---|---|---|
ビジネス・ユニット | 必須 | チャネル文書トランザクションをフィルタするためのビジネス・ユニットです。 | ユーザーがアクセスできるビジネス・ユニット。 | なし | 該当なし |
バッチ・トランザクションのタイプ | オプション |
見越を作成しているトランザクション・タイプ。
|
Oracle Fusion受入トランザクション サプライヤ請求書 販売オーダー |
なし | 該当なし |
バッチ番号 | オプション | トランザクションのロード・プロセスまたはCSVインポートからのバッチ番号で、チャネル・トランザクション文書がロードされました。 これは、「バッチの管理」ページで表示することもできます。 バッチ名およびバッチ日付を使用して、バッチ番号を検索できます。 | 該当なし | なし | 該当なし |
プロセス数 | オプション | 子プロセスの数。 指定しない場合、デフォルトで2つの子プロセスになります。 | 該当なし | 該当なし | 該当なし |
トラブルシューティング情報
- 「スケジュール済プロセス」作業領域で「チャネル・バッチの経過勘定の作成」プロセスのステータスを表示できます。
- 検証エラーと警告メッセージがエラー・ログに表示されます。
- 対話型の警告検証は実行されません。
- プログラムが発行されると、「スケジュール済プロセス」作業領域の指定に従って、「再発行」、「保留」、「プロセスの取消」、「プロセスのリリース」を実行できます。