ダウンストリーム・システムへのアセット・トランザクションの処理
保守作業オーダー・ステータス更新に基づいてヘルプ・デスク・リクエストのステータスに更新するには、ダウンストリーム・システムへのアセット・トランザクションの処理スケジュール済プロセスを使用します。
ヘルプ・デスク・リクエスト・ステータス更新は、作業オーダー更新のメソッドに応じて、同期または非同期に処理されます。 デフォルトでは、作業オーダーUIまたはREST APIで実行された作業オーダー・ステータス更新は、ヘルプ・デスク・リクエストREST APIを介して同期的に処理されます。 ファイルベース・データ・インポート(FBDI)などの非同期トランザクションでは、更新の処理に必要な場合にアセット・トランザクションをダウンストリーム・システムに処理スケジュール済プロセスを実行します。 また、同期トランザクションのステータス更新がリアルタイムで必要ない場合は、非同期トランザクションのスケジュール済プロセスが発行されるまで更新を遅延させるプロファイル・オプションを設定します。
使用する場合
FBDIを使用して保守作業オーダー・ステータス値を更新し、対応するヘルプ・デスク・リクエストのステータス更新が必要な場合は、スケジュール済プロセスを実行する必要があります。
ヘルプ・デスク・リクエスト・ステータスのすべての更新を遅延モードで処理するには、プロファイル・オプションをORA_MNT_ISR_DEFER_MODEに設定します:
- N (デフォルト値)に設定すると、ISR更新は「スケジュール済プロセス」作業領域またはREST API作業オーダー更新に対して同期されます。 FBDI更新の場合は、スケジュール済プロセスを実行する必要があります。
- Yに設定すると、ISRの更新は遅延モードで実行され、同期および非同期の両方の作業オーダー・ステータス更新に対してスケジュール済プロセスを実行することによってのみ完了できます。
必要な権限
- アセット・トランザクションの処理(MNT_PROCESS_ASSET_TXNS_PRIV)
仕様
仕様 | 説明 |
ジョブ・タイプ |
一意のインポート・バッチ番号のFBDIファイルをインポートした後にプロセスを実行する場合は、オンデマンドです。 スケジュール済(プロファイルを遅延モードでステータス更新を処理するように設定した場合)。 |
頻度 | 必要に応じて、FBDIファイルをインポートしたあと。 日次(遅延モードの場合)。 |
時間 | 保守作業オーダーに対するすべての更新が処理された後。 |
期間 | 通常、数分未満です。 作成または更新されるデータの量によって異なります。 |
互換性 | ジョブのインスタンスは一度に1つのみ実行する必要があります。 |
パラメータ
プロセスは通常、パラメータなしでオンデマンドまたはスケジュール・ベースで実行されます。
トラブルシューティング情報
- 「スケジュール済プロセス」作業領域で、発行済プロセスのステータスを表示できます。 「成功」ステータスは、プロセスおよび子プロセスが正常に完了したことを示します。
- 警告またはエラーは、問題が発生したことを示します。 プロセスが正常に完了できなかった特定の検証エラーおよび警告メッセージがエラー・ログに表示されます。
- 対話型の警告検証は実行されません。
- スケジュール済プロセスを発行した後、「スケジュール済プロセス」作業領域で次のタスクを実行できます:
- 再送信
- 保留にします
- それを取消
- リリース