労務費計算上書きの設定オプション
ビジネス・ユニットの個々の従業員および派遣就業者の労務費計算定義を上書きできます。 アプリケーションでは、労務費計算上書きを使用して、原価トランザクションの労務レートを決定します。
実績プラン・タイプを使用する場合、労務費計算上書きを使用して、トランザクションを計画、予算および予測できます。
労務費計算上書きを設定するための主な実装概念は次のとおりです:
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個人、ジョブおよび組織の上書き
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先日付および退職アサイメントのある個人
個人、ジョブおよび組織の上書き
個人の労務費計算上書きを指定するか、またはより詳細な上書きの場合は、個人とジョブ、または個人、ジョブおよび組織の組合せを指定します。
職務と組織は、個人の人事部門と組織を表します。 労務費計算上書きに関連付けるために選択できるジョブは、個人値に基づきます。 選択できる組織は、ジョブ値に基づきます。 ジョブを選択すると、デフォルトで組織が自動的に選択されます。 デフォルトの組織値は、選択した職務割当に基づきます。 労務費計算上書きのデフォルト組織を受け入れるか、ジョブと個人に関連付けられている別の組織を選択するか、または労務費計算上書きが個人とジョブの組合せ用になるように組織を削除できます。
次の表に示す例では、2つの異なる組織で個人に看護師ジョブが割り当てられています。 労務費計算上書きを作成するために「看護師」を選択すると、デフォルトの組織「一般病院」が自動的に選択されます。 一般病院のデフォルト組織を受け入れることも、選択内容を大学病院組織に変更して、個人とジョブ、組織の組合せの上書きを作成することもできます。 または、組織値を削除して、個人、ジョブおよび組織の上書きを作成できます。
ジョブ |
部門 |
組織 |
Personタイプ |
プライマリ |
---|---|---|---|---|
看護師 |
Administration |
一般病院 |
従業員 |
可 |
看護師 |
光学 |
大学病院 |
派遣就業者 |
いいえ |
先日付および退職アサイメントのある個人
「プロジェクト・メンバー許可」プロファイル・オプションとして「有効開始日が先日付の個人」を有効にすると、開始日が先日付の個人に対して労務費計算上書きを設定できます。 「退職アサイメントのある個人を表示する日数」プロファイル・オプションを使用可能にすると、退職アサイメントのある個人の労務費計算上書きを設定できます。