Oracle Accounting Hub Cloudに対する設定データのインポートとエクスポート

以降の項では、Oracle Accounting Hub Cloudオファリングに対する設定データのエクスポート・プロセスとインポート・プロセスの一部として完了する必要がある手動タスクについて説明します。

次の表は、Oracle Accounting Hub Cloudオファリングに対する設定データのエクスポート・プロセスとインポート・プロセスの一部として完了する必要がある手動タスクを示しています。

セクション	説明
エクスポート前に実行する設定タスク	これらのタスクは、Oracle Accounting Hub Cloudオファリングに対してエクスポート・プロセスを開始する前に実行する必要があります。
インポート前に実行する設定タスク	これらのタスクは、Oracle Accounting Hub Cloudオファリングに対してインポート・プロセスを開始する前に実行する必要があります。
インポート後に実行する設定タスク	これらのタスクの設定データは、ソース・インスタンスからインポートされません。必要に応じて、ターゲット・インスタンスで手動設定ステップをレビューおよび実行します。

設定データのエクスポートおよびインポートのプロセスを実行するステップは、『Oracle Applications Cloud Functional Setup Managerの使用』ガイドを参照してください。

エクスポート前に実行する設定タスク

ソース・インスタンスからエクスポート・プロセスを開始する前に、このタスクの設定を確認および更新する必要があります。データがターゲット・インスタンスに正しくインポートされることを保証するために必要です。

次の表は、エクスポート前に実行する設定タスクを示しています。

アクティビティ名	タスク名	設定ステップ
勘定体系の定義	勘定科目組合せの管理	勘定科目組合せは、ソース・インスタンスからエクスポートされません。エクスポート前に、ソース・インスタンスの勘定体系インスタンスの管理ページに移動して、勘定体系で動的挿入が使用可能であることを確認します。動的挿入が使用可能な場合、勘定科目組合せは、ターゲット・インスタンスで必要に応じて自動的に作成されます。

インポート前に実行する設定タスク

ターゲット・インスタンスへのインポート・プロセスを開始する前に、このタスクの設定を確認および更新する必要があります。

次の表は、インポート前に実行する設定タスクを示しています。

アクティビティ名	タスク名	設定ステップ
Oracle Accounting Hub Cloudの共通アプリケーション構成の定義	実装ユーザーの定義	インポート・プロセスには、実装ユーザーとそのユーザーに関連付けられたロールは含まれません。 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』(Oracle Fusion Applications Edition)を参照してください。

インポート後に実行する設定タスク

次のタスクの設定データは、インポートされません。これらのタスクと実装との関連をレビューします。関連タスクについては、実装プロジェクトから対応する設定ページを開き、必要に応じてターゲット・インスタンスに設定を作成します。

次の表は、インポート後に実行する設定タスクを示しています。

アクティビティ名	タスク名
一般会計オプションの定義	仕訳承認ルールの管理 文書連番の管理
文書連番の定義	文書連番の管理
財務の承認管理の定義	一般会計のタスク構成の管理 一般会計の承認グループの管理

次のタスクの設定データは、ソース・インスタンスからインポートされません。次の表のステップをレビューして、必要に応じてターゲット・インスタンスに設定を作成します。

次の表は、必要に応じてターゲット・インスタンスで設定を作成するためのステップを示しています。

アクティビティ名	タスク名	設定ステップ
会計変換構成の定義	サポート参照初期残高のインポート	このタスクでは、サポート参照の初期補助元帳残高をアップロードできます。これらの残高はソース・インスタンスからインポートされませんが、ターゲット・インスタンスに直接ロードできます。 詳細は、『Oracle Financials Cloud Accounting Hubの実装』ガイドの「会計変換の定義」を参照してください。
財務レポートの定義	ユーザーのスマート・ビュー・クライアントの構成	本番インスタンスを指すように、スマート・ビュー・クライアントを手動で再構成します。 ユーザーのスマート・ビュー・クライアントの構成の詳細は、次を参照してください。 『Oracle Financials Cloud Accounting Hubの実装』ガイド、「財務レポートの定義」 Oracle Help Center (http://docs.oracle.com)のOracle Financials Cloudの資料ページにある「Oracle Financials CloudでのEPMの使用」リンク
財務レポート・センター構成の定義	ワークスペースでのEssbaseデータベース接続の定義	HyperionワークスペースでのEssbaseデータベース接続を手動で再構成します。 Hyperionワークスペース・データベース接続の構成の詳細は、『Oracle Financials Cloud Accounting Hubの実装』ガイドの「財務レポートの定義」を参照してください。
財務レポート・センター構成の定義	ユーザーの会計レポート・スタジオ・クライアントの構成	本番インスタンスを指すように、会計レポート・スタジオ・クライアントを手動で再構成します。 ユーザーの会計レポート・スタジオ・クライアントの構成に関する詳細は、次のガイドを参照してください。 『Oracle Financials Cloud Accounting Hubの実装』ガイド、「財務レポートの定義」 Oracle Help Center (http://docs.oracle.com)のOracle Financials Cloudの資料ページにある「Oracle Financials CloudでのEPMの使用」リンク
財務レポートの定義	財務諸表の作成	財務レポート定義をソース環境のワークスペースからエクスポートします。 エクスポート時に、単一レポートのエクスポート、.zipファイルへの複数レポートのエクスポート、または.zipファイルへのフォルダ構造全体のエクスポートを実行できます。 「ナビゲータ」→「一般会計: 財務レポート・センター」→リンク「財務レポートのワークスペースをオープン」を選択します。 「アプリケーション」→「BIカタログ」に移動します。 「ファイル」→「エクスポート」に移動します。 ファイルをローカル・デスクトップに保存します。 ターゲット環境のワークスペースにファイルをインポートします。 「ナビゲータ」→「一般会計: 財務レポート・センター」→リンク「財務レポートのワークスペースをオープン」を選択します。 「アプリケーション」→「BIカタログ」に移動します。 「ファイル」→「インポート」に移動します。 エクスポート時に保存したファイルを選択します。 フォルダ構造をインポートする場合は、ソース・インスタンスの構造全体がターゲット・インスタンスの既存構造にインポートされます。この結果、一部のフォルダが重複する可能性があります。この場合は、ターゲット・インスタンスの構造内の子フォルダを再編成して、不要なフォルダを削除できます。
期間クローズ・コンポーネントの定義	配賦と定型仕訳の管理	配賦ルール、ルール・セット、変数およびランタイム・プロンプトの定義をソース環境の計算マネージャからエクスポートします。 エクスポートするときは、アプリケーション・レベルでエクスポートするか、あるいは1つのルールまたはルール・セット・レベルでエクスポートできます。 ノート: ルールは、Essbaseサーバー上のアプリケーションごとに、別々にエクスポートおよびインポートする必要があります。 「ナビゲータ」→「一般会計: 仕訳」→リンク「配賦ルールの作成」を選択します。 「ファイル」→「エクスポート」に移動します。 ファイルをローカル・デスクトップに保存します。 ファイルをターゲット環境の計算マネージャにインポートします。 「ナビゲータ」→「一般会計: 仕訳」→リンク「配賦ルールの作成」を選択します。 ルールをインポートする特定のアプリケーションを選択します。 「ファイル」→「インポート」に移動します。 エクスポート時に保存したファイルを選択します。
Hyperion Financial Management統合の定義	Hyperion Financial Management構成の定義	Oracle Enterprise Performance Management Life Cycle Managementツールを使用して、手動でルールをインポートします。 詳細は、Oracle Help Center (http://docs.oracle.com)のOracle Financials Cloudの資料ページにある「Oracle Financials CloudでのEPMの使用」リンクを参照してください。
Hyperion Financial Management統合の定義	Hyperion Financial ManagementのERPインテグレータ構成の定義	Oracle Enterprise Performance Management Life Cycle Managementツールを使用して、手動でルールをインポートします。 詳細は、Oracle Help Center (http://docs.oracle.com)のOracle Financials Cloudの資料ページにある「Oracle Financials CloudでのEPMの使用」リンクを参照してください。
予算構成の定義	Hyperion Planningでの予算構成の定義	Oracle Enterprise Performance Management Life Cycle Managementツールを使用して、手動でルールをインポートします。 詳細は、Oracle Help Center (http://docs.oracle.com)のOracle Financials Cloudの資料ページにある「Oracle Financials CloudでのEPMの使用」リンクを参照してください。
予算構成の定義	Hyperion PlanningのERPインテグレータ構成の定義	Oracle Enterprise Performance Management Life Cycle Managementツールを使用して、手動でルールをインポートします。 詳細は、Oracle Help Center (http://docs.oracle.com)のOracle Financials Cloudの資料ページにある「Oracle Financials CloudでのEPMの使用」リンクを参照してください。